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【失敗から学ぼう】不合格体験記(京都大学志望から慶應大学へ)


個別指導学習塾ESCA茗荷谷校の講師、朝倉です。本稿では、不合格体験記と大学に入ってからの所感についてご紹介したいと思います。

私は小学校から高校まで野球を続け、高校は県内トップ校に進学しましたが、部活に時間を取られて正直全く勉強できていない日のほうが多かったです。

部活が辛い時は勉強に逃げて、勉強が辛い時は部活に逃げられる状況だったので両方全力というレベルには達していませんでした。今回は同じような境遇で苦しむ人や勉強時間がなかなか確保できない人の助けになればと思います。

この記事では、具体的な勉強に関することよりも、メンタル面や、考え方などを中心に書いていこうと思います。

具体的な勉強スケジュールなどが知りたい方は、下記のページをご参照ください。

【私立文系】慶應合格者の使用参考書と使用時期(その2)

【私立文系】慶應合格者の使用参考書と使用時期

【受験生必見】難関大合格者の生活リズム

【受験生必見】難関大合格者の生活リズム(浪人編)

【受験生必見】難関大合格者の生活リズム(現役編その2)

 

□不合格体験記


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講師(朝倉由之佑) 基本情報
志望校:京都大学法学部

合格校:慶應義塾大学経済学部

勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、倫理・政治経済、化学基礎、生物基礎

得意だった科目:英語、数学、世界史

苦手だった科目:現代文
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まずは、私がどのような受験遍歴を経て、今の大学に至ったのかを簡単に振り返りたいと思います。

 

受験遍歴


 中学卒業まで


正直勉強といった勉強は全くしていませんでした。学校の勉強は、その日の授業の板書をもう一度振り返ってノートに書き写すことしかやっておらず、これも中学校にありがちな、自習ノート2ページといった課題を終わらすためでした。

加えて、中学校時は野球のクラブチームに入っており、土日は朝から夜まで野球という生活だったので休日の勉強も全くしていませんでした。こんな学校生活でしたが、私が通っていた学校はかなりの田舎だったので1学年24人しかおらず、成績はほぼトップしかありませんでした。

高校受験期になると、過去問や参考書を使って勉強していましたが、野球での成績がよかったこともあり、高校は推薦で県内トップ校に進めたのでなんの苦労もなく高校に上がってしまいました。

 

 高3まで


入学早々、県内トップ校の実力を肌で感じ、自分の学力の低さと周りとの差で恥ずかしくなる毎日が続きました。

2年生の秋まで部活のオフが無い1週間部活生活が続いていましたが、成績やテストの結果で友人に見せても恥ずかしく無いようにという一心で少ない時間でも勉強するようにしていました。

疲れがとれない毎日に寝てしまう授業はたくさんありましたが、周りについていくという気持ちだけで宿題だけは毎日こなしました。そうした努力もあってか、入学時には最下層だった成績が2年終わりには学年全体の半分以上には上がりました。

 

 高3


高3になると、受験生と呼ばれるようになりましたが、夏が部活の本番だったので時間が経つにつれて部活もどんどん忙しくなっていきました。

この頃から、少し部活が嫌になっていたこともあり、朝や授業の合間時間、隙間時間などを勉強に使って、受験で成功する自分だけを考えて日々のモチベーションにしていました。3年生からは塾に通うようにもなり、本格的に勉強をして、習慣を身につけるようにしました。

夏が終わって部活を引退してからは、今までの時間を全て勉強に注ぎ込み、根性があったからか、かなり長時間勉強していた記憶があります。小さい頃から、すごいと周りに認めてもらいたくて努力する性格だった甲斐もあり、成績もどんどん伸びて全学年400人中50位以内にはいる成績を出せるようになりました。

しかし、成績が上がると同時に、甘えたくなる自分も見え始め、教科を絞って早慶だけでいいのではないかというようにも考えてしまいました。こうした気の緩みのようなものもあり、結果的に全てうまくいかない結果に終わってしまいました。

私も親も一浪は覚悟しており、最低早慶以上を掲げていたので浪人することにしました。現役時代にはもっていなかった時間を使ってもう一度目指そうと決めました。
(よく大学に何をしにいくか議論になりますが、私は良い就職や看板を手に入れるためだと思っていたので、学歴は強いほうがいいと思っていました。)

 

 浪人(一年間)


浪人を決めてからは、現役時代の成績も踏まえて今一度受かるか不安でしたが、とにかく勉強すると決めて毎日12時間ほど勉強しました。

現役時代には理解できなかった問題もどんどん解けるようになり、模試の成績もどんどん伸びて自分自身の成長にびっくりしました。模試でも冊子掲載されることもあってかなり調子がいいと思っていましたが、肝心なセンター試験で失敗してしました。

これまで常に9割以上取っていた数学で、なんと6割を取ってしまい、慢心の怖さを知りました。2次試験で巻き返そうと努力し、結果的に2次試験はうまくいきましたが、センターの結果が足を引っ張って不合格に終わりました。

 

不合格理由


「詰めの甘さ・配分」


センター試験まではかなり良い調子でできていました。しかし、正直センター対策への時間配分が足りなかったとも思います。

2次試験ばかり意識して、その手前にあるセンターが全く見えていませんでした。マーク模試の結果も悪くはなかったですが、結局センターを詰め切れていないがために本番焦って失敗してしまったと思います。

今はセンター試験ではなく、共通テストになっており、対策が難しいかもしれません。しかし、「スピードと正確性、瞬時に問題を把握する能力」はセンター試験でも共通テストでも変わらず重要な能力です。

特に国立受験者は、マーク形式のテストに慣れるためにも、共通テストの対策はしっかりすることをおすすめします。メンタルが強い人はいいですが、ここで点数を落とすと、点数以上にその後のモチベーションに影響が出ます。

また、考えなく問題集を数こなすという行為もやめておきましょう。私は不合格でしたが、浪人時代に成績が伸びたことも事実です。これは、数多くの問題集に手を出すのではなく、テストをしながら、一つの問題集の完成度を上げた結果だと思います。

 

大学生活


受かれば京都、落ちれば東京で、結局東京でしたが、結局東京にきて正解だったとも思います。慶應自体かなりいい学校で、友人の質も高く、遊ぶところも多いので私生活はかなり楽しいです。

経済学部の授業はかなりきつく、数学と外国語がかなり厳しいのでとても苦労しましたが、周りと協力する大学ならではの学びもあってなんとか単位も取り終えました。

就職活動は、慶應経済のすごさを改めて実感するくらい評価してもらえましたし、自分自身大学でベンチャーインターンなど学びあることができていたので、なんとか内定ももらうことができました(この辺りのことは後日記事にしたいと思います)。

どの大学にいっても楽しいとは思いますが、東大や京大に落ちて慶應にきても後悔を忘れるくらい良い大学だと思います。(お金持ちの友達が増えます。)

 

慶應に入ってよかったこと


第一に、質の高い友人ができたことが嬉しく思います。慶應なだけあって全国各地から優秀な学生が入ってくるので、多種多様な素晴らしい人間にたくさん出会えました。

今後も交流が続くと思いますが、頼れる友人がたくさんできてうれしいと思います。また、そうした優れた人間に囲まれたことで、自分の向上心も高まったことはかなり良かったと思います。

中学高校と田舎からかなりステップアップしてきたつもりでしたが、大学に入ってさらに上のレベルの人間に出会ったことで、自分の成長上限が上がった気がします。

中学の時には田舎でゆっくり暮らせばいいとか思っていましたが、大学にきてやりたいことや目指したいものがどんどん見つかったので、広い世界に触れることはかなり大切だと思います。

就職活動で勝ち残るのに、確かに学歴は必要だと思います。しかし、どの大学にいっても学歴プラスα自分で何か成し遂げた経験が必要です。自分が何を成し遂げられるか、どんなものに触れ合えるかという視点で大学に進学することも大切だと思います。

そうした意味でも私は慶應にはいってとても良かったと思っています。これから受験する人も、浪人でもう一度目指している人もモチベーションや可能性を高く持って頑張ってほしいと思います。

学習塾ESCAの講師はエリートの人もいれば、泥臭く躓いている人もいます。岸田塾長はビリから浪人を経て東大に合格していますが、小山副塾長は開成中高から慶應法学部現役合格です。

自分一人であれこれ考えることもあると思いますが、人に相談することも大事です。学習塾ESCAにはさまざまな講師が在籍しているので、勉強以外のこともお気軽に相談してください。

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