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【小論文受験者必見】対策必須!小論文の書き方とその対策



茗荷谷の個別指導学習塾ESCAの講師、中嶋です。本稿では、大学入試における小論文についてご紹介したいと思います。

有名私立でも課されるこの小論文ですが、舐めてかかると痛い目を見ます。日本語の文章というのは、なんとなくであれば誰にでもかけてしまうものと思われがちです。

しかし、あくまで作文ではなく「論文」であることを認識していなければなりません。これを認識せずに対策をおざなりにしていると、試験でなにも書けない、または書いたつもりになっていただけで全く得点できていないということになってしまいます。

小論文は自分では対策しにくいですが、対策し、セオリーを身につければ確実に得点できるものです。ぜひ小論文が受験科目にある人は本記事に目を通してみてください。

 

小論文とは


小論文とは、自分の意見を、根拠をもって論理的に示す文章を指します。そのため、体験や感想に留まる「作文」とは区別しておく必要があります。例えば、「今日のご飯はオムライスで、とても美味しかった。」では、ただ自分の心情を述べているに過ぎないため、小論文とは言えません。

従って、課題文がある場合は、課題文をしっかりと理解した上で、そこでの筆者の主張に対して、論理的な文章と分かりやすい表現を使って、自分の意見を主張しましょう。

 

大学入試における小論文


主に、私立大学を中心に小論文は出題されています。

早稲田大学では、スポーツ科学部以外は国語が科目要件になっていますが、慶應義塾大学では、ほとんどの文系学部で小論文が国語の代わりに課されています。

他にも、MARCHや上智大学日本大学の一部の学部でも、小論文が課されています。

その一方で、国公立大学では、後期入試にて小論文が課されています。例えば、東京工業大学や京都大学の後期日程で小論文が必要となります。

こうしてみると、小論文が必要になるのは、私立文系志望の学生か国公立大学(後期)を受験する学生です。

十分な小論文対策を施すと共に、文章をそもそも理解する読解力など総合的な国語力も養成していきましょう。

 

小論文で求められる力


小論文で求められる力は、大きく以下4つに分類できます。

読解力


そもそも課題文を正しく理解しない限り、それに対して自分の意見をしっかりと主張することは出来ません。実際の小論文の設問の中には、慶應義塾大学(経済学部)のように、小問として文章の内容説明を聞かれることがあります。

言い換えれば、文章の要約を求められています。文章の要旨を捉えるために、日頃から文章を正しく読む力を養いましょう。そのためにも、現代文、とりわけ論説文への取り組みを怠らないようにしましょう。

社会へのアンテナ


小論文で課されるテーマは、公共倫理や公共政策・多様性など日ごろの社会情勢に基づいたものが多いです。こうしたトピックは、日ごろのニュースや新聞で目に触れることは多いと思います。

ただ、そうしたトピックに対して、「自分ならこうするのに」といった思考を巡らせたことはあるでしょうか。このように、日ごろのニュースに対して深くアンテナを張り、自分なりの見解をあらかじめもっておくと、いざ出題されたときでも答えやすいと思います。

また、こうしたニュースをみたとき、多様性といわれたとき、どんなニュースが多いのか、どんな一般的な見解があるのかなど、必ずニュースの周辺を調べて、社会への理解を深めておくようにしましょう。

表現力


自分が考えていることを正しく文字に起こせるようにしましょう。字面でみると簡単なことだと考えがちですが、実際同じ表現をなるべく重複しないようにしながら、論理的にわかりやすく文章をかくのは難しいことです。

言語化する力とともに、文章の表現力も鍛えましょう。現代文でも、表現力は必要になってくるので、国語と被るジャンルでもあります。

論理的思考力


論理的に物事を考える力が小論文では大切です。しかし、これは小論文だけに限らず、現代文や数学などほかの科目でも必要になる要素なので、とりわけ小論文で特筆すべきことでもありません。

ただ、自分の意見と理由に整合性がないような表現は避けましょう。例えば、自分の意見として「新卒一括採用賛成」をあげた時、その理由を「多様性があるから」とするのは、あまり納得感のある理由にはなりません。

中途採用を含め様々なジャンルの人材を登用するシステムの方が多様性の観点でいえば、整合性があるといえます。このように納得感のない理由をつけると、論理的とは言えないことが往々にしてあるので、注意しましょう。

 

これら4つの要素のうち、少なくとも「読解力」・「表現力」・「論理的思考力」の3つは現代文でも必要になる要素です。従って、現代文を出来るようにすることも小論文対策の一つといえます。

 

小論文対策


上でも触れた通り、現代文の対策をすることと同時に、実際に小論文を書いて誰かに添削してもらうことが一番の対策だといえます。

よく、現代文と小論文は違うと書くサイトや書籍がありますが、現代文・小論文ともに課題文の内容や求められる能力にそこまでの差はありません。小論文になると、自分の意見を述べる必要が生じる程度のものです。

まずは書いてみて、学校や塾の先生に直してもらい、フィードバックをもらう。これを繰り返すことが、記述力のアップには不可欠です。

従って、確実な現代文の力とそこからステップアップした「書く力」を大切にしましょう。

また、倫理・政治・経済などの社会への一般教養を身に着けましょう。私立文系で歴史に絞って学習を進めていると、見逃しやすい知識になるので、日ごろから時事ネタにはアンテナを張っておきましょう。

 

小論文を書くコツ


文章の構成は、英語の英作文と基本的に同じです。

「結論→理由→具体例→再主張」を大きな流れにして記述しましょう。

最初に、結局自分は何を相手に言いたいのかを、総論として書きましょう。次に、そのように考える理由を、論理性を伴った上で、記述しましょう。そこでの理由を補強する形で、例を添えましょう。これと並行して、他者の意見(自分と反対意見)や一般論を対比でもってくると、より説得力が増すでしょう。最後に、締めのつもりで、もう一度再主張しましょう。

 

(例)

「総合職新卒一括採用をやめるべきか否か」

「結論」

私は、総合職新卒一括採用をやめるべきだと考えます。

「理由」

なぜなら、今後先の見通しがより立たなくなる時代の中で、プロパー社員だけによる意思決定には、イノベーション創出の観点で限界があるからです。

「例・対比」

実際、バブル崩壊後、多くの日本企業はイノベーションの創出に苦戦し、テック企業を中心に欧米や中国・韓国の外国企業に劣後しています。

勿論、プロパーの方が中途社員より愛社精神が強く、会社を辞めにくいことから、総合職新卒一括採用をことで、トップダウン的な組織体制が構築しやすいです。

しかしながら、情報革命のような技術革新が起きる現代社会で、同じような考えや価値観を持つ人だけで、組織の意思決定を行うことは、時代錯誤だといえます。

「再主張」

従って、中途だけに限らず社外の人材を登用するなど、多様性を意識した人事制度を取ることが、重要だと考えます。

 

まとめ


小論文の基本的な概要やtipsについて、本稿では説明しました。

しかしながら、ここでの内容と同時に、周辺知識の獲得が小論文での高得点には必須です。

学習塾ESCAでは、そうした細かな指導を含めて、小論文の力を養成する全てが整っています。実際に、小論文を受験し、入試を突破した講師も多数在籍しているため、実際の入試を念頭に置いた指導が実現できます。

ぜひ、ESCAで小論文を完璧にしましょう。お問い合わせお待ちしております。
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