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【先輩受験生に聞く】学校レベル別 塾と学校の役割分担


茗荷谷の個別指導学習塾ESCAの講師、中嶋です。本稿では、塾長や朝倉先生・私が実際に体験した「 塾と学校の役割分担」についてお話ししたいと思います。

学習塾ESCA茗荷谷校で3年ほど講師をしていますが、さまざまな生徒とコミュニケーションをとる中で、「学校と塾のバランス」について思うことはたくさんあります。

高校生の皆さんの中には、塾の課題もあれば学校の課題もあればで、大変になっている方もたくさんいらっしゃることと思います。

学校からも塾からも、あれをやれだのこれをやれだのいわれると気が滅入るのも無理はないと思います。そこで、私からそんなみなさんに、学校と塾のバランス感のヒントを与えられたらいいなと思っています。

 

講師(中嶋拓斗) 基本情報

志望校:東京大学 文系

合格校:慶應義塾大学 文系

 

学校と塾の一般的な関係


大半の高校生は高等学校に通っていると思います。朝8時半前後に点呼があり、9時から始業し、15時半ほどで終業することが多いでしょう。学校にもよりますが、授業が終わると部活をすることもまれではないでしょう。

もし塾に行っているなら、大抵の場合、学校が終わる放課後にそのまま通塾するでしょう、もちろん部活が終わったあとに行く方もたくさんいらっしゃると思います。大手予備校の場合、18時・19時から21時までで2コマまわすことがよくあるケースでしょう。

 

学校と塾のバランス


これは学校や通う塾によって変わってくるので一概に通り一遍で説明することは出来ません。しかしながら、いくつかのケースに分けてここでのベストなバランスを見ていきましょう。

 

課題が多い学校


進学校の中でも生徒の進学実績を気にする学校の場合、たくさんの課題を課されることがあると思います。

実際意味のある課題なのかは逐一見ていかなければならないのですが、もちろん、やらないよりはやった方がいいです。

ただ、適当に答えを写すような勉強をするぐらいならまだしないほうがましだとも思います。やるからにはしっかりと取り組みましょう。

大手予備校での進度と学校の進度で入れ違いがあると思いますが、日本でも有数のトップ校でもない限りは、大手予備校のほうが進度は早いでしょう。

大手予備校のような場合、あまりにも多くの課題が出されることはないです。だからこそ、復習するつもりで学校の課題に取り組むのが良いでしょう。

もちろん正しい方法で勉強していれば、時間はかければかけるほど成績は上がるでしょう。しかし、学校からも塾からも勉強を求められる(双方の課題量が多い)と、いくつかデメリットも出てきます。

 

①勉強の質が下がる

これは意識できていれば問題ありませんが、課題の量が多すぎると、勉強の質が低下する恐れがあります。

みなさんも夏休みの宿題などで、8月下旬に「とりあえず終わらせないと」という気持ちで問題集に取り組む(または最悪の場合、戦略もなく答えをただ写す)という経験があるのではないでしょうか。

学校の課題が多いと感じた場合は、個別に課題量を調整してもらえる塾や予備校が良いと思います。

②他のことをする時間を犠牲にしてしまう

勉強時間ばかり確保していると、他のことをする時間がないと思います。それが自分にとっていいのかはよく考える必要があります。

学習塾ESCA塾長の岸田も言っていますが、優秀な人はとにかくいろんな経験をしています。日々のルーティンが固定された人は、仮にテストの点数は取れたとしてもいわゆる「勉強ができる人」で終わってしまいます。

 

人生勉強だけではありません。もちろん勉強も大切です。ただ受身で勉強していてもただやらされているだけでなにも身になりません。

宿題を宿題として受け取るようならやっても仕方ないと思います。自分の身になるように工夫しようといった姿勢がそこにあってほしいです。

大学生になり、就職活動を迎えると勉強以外のこともたくさん求められます。その時、きちんと面接官に自分の頑張ってきたことを、強い信念をもって伝えられるでしょうか。

高校生の場合、ここまで考えるのは困難でしょう。ただ、勉強をするのだったら、それだけ周りがさせてくれる環境はなかなかないのだから、ちゃんとやろうということをここで伝えておきます。

話がそれてしまいましたが、自習型の塾や個別型の塾の場合、学校や受験など自分の進度に合わせて勉強できるので、上で説明した宿題だけをやる方法はより有効でしょう。

塾側も学校の課題を意識した上で宿題を出してくれるはずです。自分の実力に合ったものをせっかく提供してもらえているので、積極的に活用していきましょう。

 

課題が少ない学校


進学校に絞ってみると、多くの学校は課題を出していなかったりそもそもなかったりするでしょう。恐らく学校側も塾に配慮しているのか、それとも部活動や人間力の育成の観点からなのかは、それぞれの学校の理念次第なので何とも言えません。

私としては、宿題・宿題といわれるより、こうした生徒の自主性に任せた方針の方が意外と自分から勉強するようになるではと思っています。私の周りでも、意外とこういう学校から逆転合格する生徒が誕生しています。

課題がなければ、ある意味塾や予備校の課題に集中できるとも言えます。しかしこれは裏を返せば、自分で勉強材料を探さなければならないということです。大変だといえます。

先ほどこのような学校から逆転合格の生徒が出ることが多いと言いましたが、あくまで主観的な意見です。

このような学校の生徒は「勉強のやり方がわかっていない」だけで、一旦コツを掴んでしまうとすぐに伸びます。(ただし、今までやって来なかった人は相当努力しなければなりませんが)

また、自習型の塾や個別型の塾の場合、学校や受験など自分の進度に合わせて勉強できます。塾からも学校からも課題がでないといよいよ自主学習での意識の高さが大切です。

課題はある意味本人の自主学習を促す側面もあります。それがないと自分でストレッチをかけて勉強していかなければ、どんどん成績は下がります。だからこそ、もしなにも学校からも塾からも課題が出されなければ、どんな問題をするのかよいか先生に聞いてみましょう。

 

最後に


中々、塾にも学校にも苦しめられて大変だと嘆く学生も多くいらっしゃると思いますし、その気持ちにはひどく同情します。しかし、合格を勝ち取ってきた人は、一部の天才を除き、みんなその程度の努力はこなしてきた人たちです。

宿題にも一定の意味があります。宿題があるからいやいやでも勉強できるのも否定できません。宿題がない分、課外活動に目いっぱい時間を投資できます。中途半端に宿題も部活もこなすのだけはやめましょう。卒業してからの虚無感がひどいです。

宿題に限る話ではないですが、どうせ勉強するなら意味のあるものにしましょう。そのためにも、宿題で答えを写したり、人の答えをまるぱくりしたりしないようにしましょう。

いまこのように偉そうに宿題をちゃんとやった方がいいとか言っていますが、私自身も高校生のとき宿題を真面目にしたことがないですし、課題がそもそもありませんでした。

自分ができてないのに偉そうにいうなというごもっともなご指摘を理解した上で、自戒も込めて宿題をやろうといわせていただきます。

学習塾ESCAでは、こうした学校相談含めて、勉強の悩みやそれ以外の悩みを打ち明けられる環境が用意されています。いろいろな人生を送ってきた豊かな講師陣と一緒に、勉強を頑張りましょう。

お問い合わせはこちらから。
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