Blog 参考書レビュー
難関大学合格のためのおすすめ参考書(入試現代文へのアクセス(基本編))
学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「入試現代文へのアクセス(基本編)」のレビューを行います。
「入試現代文へのアクセス(基本編)」とは、これから受験に挑戦しようという学生が対象の現代文の問題集です。非常に基礎的な問題集なので、先生の解説などなくとも対応できるかと思いますが、これをばかにせずきちんと確実に正答することが、共通テスト・二次試験の突破に繋がります。
講師(中嶋拓斗) 基本情報
志望校:東京大学文科Ⅱ類
合格校:慶應義塾大学商学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎
得意だった科目:英語、地理
苦手だった科目:現代文、数学
参考書を用いていた時期:高3春
この参考書をおすすめする理由
高3の春から受験勉強を開始しましたが、初めから現代文は非常に苦手で、学校の定期テストでも全くいい成績を取れずにいました。そこで、まず基礎力を身に着けたいとおもい、この「入試現代文へのアクセス(基本編)」に着手しました。現代文に苦手意識の強い私ですら、解説さえあれば理解に苦しむことはなかったので、問題なく使いこなせると思います。
また、この問題集の解説は文の構文図解が多く用いられており、レイアウトも見やすいです。現代文は「なんとなく、感覚で」解いていると、点数が乱高下するので、なかなか点数が安定しないという人は、基本的な現代文解法のロジックを身につけましょう。
この問題集は基本編で、発展編や完成編も存在しています。こちらのレビューは後にしていこうと思いますが、まずはこの基本編で基礎力をつけてください。
「入試現代文へのアクセス(基本編)」
・概要
対象 | 初めて入試現代文にとりかかる受験生 |
目的 | 共通テストに対応できる基礎力の養成 |
範囲 | 現代文読解(評論から小説まで) |
使用時期 | 高3春 |
難易度 | 受験基礎 |
量 | 16問、190ページ構成 |
「入試現代文へのアクセス(基本編)」は、受験を控える高3生には、ぜひとも試して頂きたい参考書です。
簡単だからといってなめずに、全ての問いに根拠をもって取り組めた場合、恐らく共通テストなどの基礎的な問題には何の問題もなくとけるようになっていると思います。
無論、このレベルが出来たからといって、いきなり難関大学の入試問題がとけるようになっているわけではありませんが、この問題集がきっちりとできれば、戦えるだけの基礎読解力は保障されていると思います。
・取り組み方
(A)問題集への姿勢
例題4問、練習問題12問なので、合計16問ありますが、一日一問だとしても二週間程度で終わるので、長くとも一ヶ月を目安に完成させましょう。
(B)例題への姿勢
時間制限を設けなくてよいので、とにかく自力でとききってみましょう。自分なりにすべての問いに根拠をもって答えたのちに、解説と照らし合わせて、何を誤認していたのか確認しましょう。
・復習方法
キーワードや語句の意味を確実に拾っていきましょう。具体的な解き直しは不必要だと思います。
現代文演習において一般的に言えることかもしれませんが、この問題集は「何周も全問題を丁寧に解いて復習する」ことは不要です。
問題文を見て「こういうアプローチだったな」、「こういう文章構造の捉え方だったな」、「こういう部分に注目すべきだったな」というように、解法やアプローチを思い出すという意識で見直しを行いましょう。
まとめ
「入試現代文へのアクセス(基本編)」は、これから受験を迎える高3生に、入試への導入剤としてピッタリの参考書になると思います。一見、そこまで難しいモノではありませんが、どの問いにもきっちりと根拠をもって答えようとすると、意外と難しいです。現代文にありがちな「なんとなく」をやめ、確実に正答を積み上げていくためにも、この問題集で基礎固めをしましょう。
学習塾ESCAでは現代文におけるアプローチを大切にしています。感覚やセンスで解いてしまうと、調子の良し悪しに点数が左右されてしまいますが、しっかりと現代文のアプローチが定着していると、常に一定のロジックで現代文に向き合うことができます。
現代文を一定の得点源にできれば、テストの点数が非常に安定します。ぜひ学習塾ESCAの授業を体験してみてください。
その他の参考書レビューは過去記事からどうぞ。
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