Blog 参考書レビュー
難関大学合格のためのおすすめ参考書(入門 英文解釈の技術70)
学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「入門 英文解釈の技術70」のレビューを行います。
「入門 英文解釈の技術70」とは、これから受験を迎える受験生向けの参考書です。高校基礎レベルの学生が入試英語の下準備、そして共通テストを突破できる素地を獲得することを目指した参考書になります。
英文解釈の技術は70の他にもこれの発展系の英文解釈の技術100がありますが、英文解釈にある程度自信がある方は、70を飛ばしていきなり100にチャレンジしても良いと思います。
講師(中嶋拓斗) 基本情報
志望校:東京大学文科Ⅱ類
合格校:慶應義塾大学商学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎
得意だった科目:英語、地理
苦手だった科目:現代文、数学
参考書を用いていた時期:高2冬(1~3月)
この参考書をおすすめする理由
高2の冬になり、少しずつ受験を意識するようになりました。その頃、何から手をつけたらよいかわからず、学校の先生に聞いたところ、導入としてこの問題集が良いということで、着手しました。
着手時期から分かる通り、本当の基礎の基礎の部分から徹底的に英文解釈を学びた人に最適です。これまで英文解釈(品詞分解、構文分解、修飾関係の視覚化)をやったことがなく、どのように手をつけて良いかわからないという方にも、最初から丁寧に図解して示してくれています。
ビジュアル的にも分かりやすいので、非常に取り掛かりやすい問題集になっています。
「入門編 英文解釈の技術70」
・概要
対象 | これから英文解釈の基礎を身につけたい受験生 |
目的 | 基本的な英文把握の方法を学ぶ |
範囲 | 基礎レベルの文法レベル |
使用時期 | 高2冬 |
難易度 | 基礎〜共通テスト |
量 | 問題190ページ、解説60ページ 例題70問、問題70問 |
「入門 英文解釈の技術70」は、受験勉強をはじめる方にうってつけの問題集です。
これから受験をする予定だが、何から手をつけたら良いかわからない場合、まず、この「入門 英文解釈の技術70」に取り組んでみるのは良いと思います。
解説も、各例題に丁寧に載っているため、添削の必要性もなく、学べると思います。この参考書に取り組む際、必ずネクステージなどの基礎的な文法・語法問題集にも同時並行で取り掛かってほしいと思います。
やはり、英文を解釈するにも、英語のルールである文法・語法を知らずには取り組むことも出来ません。従って、学校で配布されるような文法・語法の参考書には必ず目を通しておいてほしいです。
・取り組み方
(A)問題集への姿勢
基本的に例題として掲載されている問題文は、全て和訳しましょう。時間はどれだけかけていただいても構いませんので、まずは自分がどうこの英文を分析して、和訳したかに集中してほしいと思います。
(B)問題への姿勢
例題に取り組んだら、その後例題に似た問題を末尾の問題集編から探し、その問題にチャレンジしてみましょう。このとき、ノートに例題を書き起こしておくと、復習する際、便利だと思います。
・復習方法
解説を確認したとき、どの部分の解釈を間違えたか必ずチェックしましょう。基礎的な英文が並んでいるため、そこまでつまずくところがないかもしれませんが、ばかにせずきちんと訳して行きましょう。
また、構文解釈は「慣れること」が重要です。完璧な構文解釈ができたとしても、構文解釈に時間を取られてしまい、問題文を読む時間や回答する時間がなくなったとうのでは本末転倒です。
初回はじっくり構文を図示したり、考えたりすることが重要ですが、復習の段階では、なるべく図示せず、感覚的に構文を理解できるまで周回することが大切です。
まとめ
「入門 英文解釈の技術70」は、受験を控える高校生を対象とした参考書です。そのため、ベーシックな構文が多く並んでいますが、仮定法や倒置など、割と発展形の英文解釈まで網羅しているのが、この「入門 英文解釈の技術70」の特徴でもあります。
一見、簡単な参考書ではありますが、すべてきちんと解釈できるようになれば、共通テストで8割程度スコアメイク出来るようになると思います。解けるのであれば、すぐ解釈できるだけの判断スピードを上げるなど、試験で使えるだけのモノにできれば、十分な英語のベースが仕上げあると思います。
英語の成績が伸びない、勉強方法がわからないという方は、ぜひ学習塾ESCAの無料相談、無料体験授業にお越しください。
その他の参考書レビューは過去記事からどうぞ。
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