Blog 参考書レビュー
難関大学合格のためのおすすめ参考書(基礎 英文解釈の技術100)
学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「基礎 英文解釈の技術100」のレビューを行います。
「基礎 英文解釈の技術100」とは、「入門 英文解釈の技術70」をマスターし、受験英語のレベルまで向上させる参考書です。
英文解釈に自信がない人は、まずは入門 英文解釈の技術70に取り組むようにしてください。
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講師(中嶋拓斗) 基本情報
志望校:東京大学文科Ⅱ類
合格校:慶應義塾大学商学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎
得意だった科目:英語、地理
苦手だった科目:現代文、数学
参考書を用いていた時期:高3春
この参考書をおすすめする理由
高3の春になり、「入門 英文解釈の技術70」をマスターし終えたあと、共通テスト程度の英文は読みこなせるようになりました。
しかしながら、模試で少しひねった問題が出題されると、途端に解けなくなりました。そこで、少し難度の高い問題でも物おじせずに解答出来るようにするために、「入門 英文解釈の技術70」の次のステップの「基礎 英文解釈の技術100」に取り組みました。
基礎編同様、ビジュアルが非常にわかりやすいのがおすすめのポイントです。また、構文解釈に的を絞った例題構成なので、文章もちょうど良い長さ(短文が中心)で問題数も豊富です。
解説も非常に丁寧なので、自主学習には最適の一冊です。
「基礎編 英文解釈の技術100」
・概要
対象 | これから英文解釈の応用力を身につけたい受験生 |
目的 | どんな英文でもしかりと解釈する仕方を学ぶ。 |
範囲 | 英文解釈における全範囲(簡単なものから複雑なものまで) |
使用時期 | 高3春 |
難易度 | 共通テスト~難関大 |
量 | 問題220ページ、解説63ページ 例題100、問題100、全17章。 |
「基礎 英文解釈の技術100」は、難関大に合格を目指すための問題集です。「入門 英文解釈の技術70」に取り組み、十分理解し、文章を見たらすぐ文構造を把握できるぐらいに実力がついたのちに、「基礎 英文解釈の技術100」に取り組みましょう。
前回の「入門 英文解釈の技術70」と同様に、解説も、各例題に丁寧に載っているため、添削の必要性もなく、学べると思います。
英文解釈の基礎編ということで、入門編よりは多少難易度が高いですが、あくまでも「基礎」です。よって、受験期後期に取り組む参考書というわけではありません。
特に難関大を志望する受験生の方々は、高3の春(できれば高2のうちである2月、3月)に1ヶ月くらいでサクッと終わらせてしまいましょう。
・取り組み方
(A)問題集への姿勢
この問題集に取り組む前に、入門 英文解釈の技術70に取り組んだ人は、まず入門編で学んだことがしっかりできているかどうかを確認しましょう。忘れているところや、あやふやなところが多い場合は、前の問題集に戻り、しっかりと定着させてからこちらに取り組んでください。
入門 英文解釈の技術70に取り組んでいない人は、難しいなと感じたら無理にこちらの問題集を進めずに、まずは入門編に取り組むことをお勧めします。
(B)問題への姿勢
入門編同様、例題と対応した練習問題が巻末に収録されています。例題をこなしたら、それに対応する練習問題を解いてみましょう。
・復習方法
解説を確認したとき、どの部分の解釈を間違えたか必ずチェックしましょう。「入門 英文解釈の技術70」のようにCDが付属でついています。もし、音読が好きな方は、CDを通じてシャドーイングをしてみるのもいい復習の一手だと思います。
例題を解説付きで読んだあとは、巻末に同じ問題が白文の状態で収録されているので、まずは白文の状態でも文法解釈ができることを確認しましょう。
まとめ
「基礎 英文解釈の技術100」は、国公立二次・私大向けの参考書です。そのため、ぱっと見で英文を把握するのが難しい構文が数多く並んでいます。
たしかに、歯ごたえのある参考書ではありますが、すべてきちんと解釈できるようになれば、東大・京大などの難関国公立でもある程度対応出来るようになると思います。初めは、時間をかけて問題に取り組んでもらえばいいですが、復習していくうちに、即座に文構造を解析できるようになってほしいです。
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その他の参考書レビューは過去記事からどうぞ。
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