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【東大・京大志望者必見】夏休みの過ごし方(文系編)


個別指導学習塾ESCA茗荷谷校の朝倉です。現役生はそろそろ夏休みの時期に入りますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今年度の模試で良い結果が出ている人もそうでない人も、夏は受験の天王山です。しっかりと勉強計画を立てて、悔いの残らないように過ごしましょう。

さて、本項ではそんな夏休みに向けて、私自身が受験時代に行っていた夏の勉強を公開します。ぜひ参考にしてみてください。

 

〈対象〉


東大・京大(文系)志望者
※前提
夏前の河合塾の全統記述模試で総合偏差値65程度を想定。

 

・はじめに


高校三年生になって、早半年が過ぎようとしており、いよいよ皆さん受験生は受験の天王山である夏を迎えます。そのような夏休みにおいて、どのような過ごし方が良いかをテーマにお伝えします。

 

・夏を終えた後の目標


三教科(英数国):東大・京大二次試験に対応できるレベルまで引き上げる。
社会:記述力はまだまだだが、知識レベルでは共通テストで満点を狙えるレベルまで引き上げる。

 

・スケジュール


高校三年生の夏休みは、およそ一ヶ月です。特に公立高校の生徒の場合、基礎も仕上がっておらず、これまで浪人生などの勢いもあって模試では芳しくない成績に甘んじてしまった方も少なくないと思います。そのような状況から、焦っている受験生も多いかもしれませんが、その心配はいらないということを先に申し上げたいです。
それでは、どの科目をどの水準まで引き上げれば、東大・京大クラスに現役合格できるかを見ていきましょう。

 

〈英語〉


目標:秋の全統記述模試で偏差値70強

To do:
(文法・語法)ネクストステージ
即解答出来るほどに仕上げ込みましょう。夏は基礎を確認できる最後の時間でもあり、ここで基礎を徹底的に鍛え込めると夏以降の成績が飛躍的に伸びます。

(単語)シスタン
単語帳の中で、すぐに答えられない単語ができるのだけは避けましょう。とにかく、覚え込んでください。ここでの踏ん張りが後の成績に大きく左右します。

(解釈)透視図
既に、河合塾の全統記述模試で偏差値65程度ある場合、基本的な英文解釈力は身についているはずです。そこで、次なるステージに上るべく、和訳や要約を確実に処理し、得点源にしましょう。

※東大のみ

(リスニング) 灘高キムタツの東大英語リスニング
シャドーイングなりディクテーションなりを通じて、何度も同じ英文を血肉なるほどに聞き込みましょう。一週間徹底的にリスニングにふけるリスニング週間をつくると、割と急速に実力が伸びます。

英語に関して、以上の参考書を完成させることが出来れば、目標に近づけると思います。
この夏休みの時期に、共通テストや二次試験の過去問をやりこむ方がいますが、無理に取り組む必要はありません。

共通テストに関しては、試験本番一ヶ月前を目安にし、二次試験に関しては、共通テスト以降やりこめば問題ありません。

逆に言えば、それまでに圧倒的な基礎力を養成しておかなければ、過去問に立ち向かえないことになります。だからこそ、長文を変に読み込むのではなく、夏までに上の参考書を通して、基礎に磨きをかけましょう。

不安であれば、「やっておきたい英語長文700」に毎日一題取り組みましょう。

 

〈数学〉


目標:秋の全統記述模試で偏差値70強

To do:
青チャートor一対一対応の数学の例題を完璧にする。

数学に関して、青チャートや一対一を完成させることが出来れば、目標に近づけると思います。他にあれこれと手を伸ばす意味はありません。とにかく、一つの問題集をやりこみ、問題の解き方を完全にマスターしてください。

この夏休みの時期に、共通テストや二次試験の過去問をやりこむ方がいますが、英語同様あまり意味を感じません。共通テストに関しては、試験本番一ヶ月前を目安にしてください。

一方、二次試験に関しては、秋以降少しずつ分野別に分けて取り組みましょう。逆に言えば、それまでに圧倒的な基礎力を養成しておかなければ、過去問に立ち向かえません。

もし余裕があるなら、夏に「文系数学のプラチカ」に取り組み、二次力を育成しましょう。

 

〈国語〉


目標:秋の全統記述模試で偏差値67.5

To do:
(現代文)共通テスト・二次試験の過去問
共通テスト及び二次試験の過去問に絞って解きましょう。いずれも記述式で解答し、先生に添削してもらえると良いでしょう。現代文に関しては、急激な成績向上が見込めないため、週に一回程度を目安に取り組みましょう。

(古文)古文単語315/共通テスト・二次試験の過去問
単語帳の中で、すぐに答えられない単語ができるのだけは避けましょう。とにかく、覚え込んでください。ここでの踏ん張りが後の成績に大きく左右します。これに加えて、古文常識も知識として蓄えていくと、過去問演習に実りがあるでしょう。
また、共通テスト及び二次試験の過去問に絞って解きましょう。いずれも記述式で解答し、先生に添削してもらえると良いでしょう。復習するとき、文章の流れをざっと覚えておくと、古文あるあるのような話の流れを知ることが出来るので、おすすめです。
数日間を目安に、解き込むと理解度が早まると思います。古文は努力で十分得点源になります。

(漢文)漢文早覚え即答法/共通テスト・二次試験の過去問
漢文早覚え即答法を通じて、知らない構文などがない状態を作り上げましょう。
また、共通テスト及び二次試験の過去問に絞って解きましょう。いずれも記述式で解答し、先生に添削してもらえると良いでしょう。復習するとき、文章の流れをざっと覚えておくと、漢文あるあるのような話の流れを知ることが出来るので、おすすめです。それに加えて、分からなかった漢字をメモし、覚えておくと、意味や解釈の問いに対応できるようになるため、積み重ねて行くといいでしょう。
数日間を目安に、解き込むと理解度が早まると思います。

国語に関して、基本的に過去問ベースで学習を進めてください。
特に、古文・漢文は国語が苦手な方でも十分得意分野にできる範囲です。だからこそ、現代文は控えめで、古文・漢文を仕上げ込み、常に安定して得点を重ねられるようにしましょう。

 

〈世界史〉


目標:秋の全統記述模試で偏差値65

To do:
(インプット)教科書などで通史
教科書や学校のプリントを読み込みましょう。

(アウトプット)山川一問一答・二次試験の過去問
山川一問一答で通史の知識確認を行いましょう。また、時々既習分野に絞って、二次の小論述に挑戦し、添削を受けましょう。

世界史に関して、基本的に通史を通じたインプットベースで学習を進めてください。
無理して先取りする必要はありませんが、学校で習った範囲までは完璧にしましょう。模試では未習範囲が出題されるかもしれませんが、気にする必要も意味もありません。だからこそ、既習分野に関しては、二次レベルの知識を身に着けたいです。

 

〈地理〉


目標:秋の全統記述模試で偏差値65

To do:
(インプット)教科書など
教科書や学校のプリントを読み込みましょう。

(アウトプット)センター・共通テストの分野別問題集・二次試験の過去問
センター・共通テストの分野別問題で知識確認を行いましょう。また、時々既習分野に絞って、二次の小論述に挑戦し、添削を受けましょう。

地理に関して、基本的にインプットベースで学習を進めてください。
無理して先取りする必要はありませんが、学校で習った範囲までは完璧にしましょう。模試では未習範囲が出題されるかもしれませんが、気にする必要も意味もありません。

だからこそ、既習分野に関しては、二次レベルの知識を身に着けたいです。また、日頃の生活から「なぜ?」という疑問を持つようにしましょう。

例えば、ふとスーパーマーケットにたちよったとき、なぜこの鶏肉はブラジル産なのだろうかと問い詰めることが、実力向上の特効薬です。その点、机にむかって勉強するより、「世界の果てまでイってQ」を見て、ひたすら気になったことを調べることも地理の学習の一つといえます。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。上記の勉強は基本的には塾や予備校に行かなくても、自学自習で対応できるものばかりです。もちろん、勉強には「これで十分!」というような指標はないですが、合格者の行っていた勉強を参考にするのは、目標や計画を作る上で非常に有効だと思います。

自主学習ができないという方も、図書館やカフェなど、学習環境を工夫し、この夏を有意義なものにしてください!

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ご興味のある方はぜひお問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
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