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難関大学合格のためのおすすめ参考書(英文読解の透視図)



学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「英文読解の透視図」のレビューを行います。

「英文読解の透視図」とは、東大・京大レベルの二次試験突破を目指した参考書です。英文解釈系の中では最難関の分類で、伊藤和夫先生の参考書に近い系統の本になります。(作者は伊藤和夫先生ではありません)

従って、前提として共通テストで90%安定してだせる成績の方が、二次力をつけるために、取り組むことが期待されます。

伊藤和夫先生系の参考書は、駿台の超ロングセラーとなっているものが多いですが、ロングセラーになってるのはそれなりの理由がある、ということです。

ただし、注意して欲しいのは、先ほども述べた通り、伊藤和夫先生の参考書は非常に難解で、量(ページ数というよりも、解説の量)も非常に多いです。

よって、これから英語に取り組む人、最難関大学を目指さない人、共通テストなど満点を期待されるテストのためにサラッと全体を復習したい人には向いていません。

 

講師(中嶋拓斗) 基本情報

志望校:東京大学文科Ⅱ類

合格校:慶應義塾大学商学部

勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎

得意だった科目:英語、地理

苦手だった科目:現代文、数学

参考書を用いていた時期:高3秋

 

この参考書をおすすめする理由


高3の秋になり、全国模試で英語の偏差値で73前後を獲得できるようになりました。しかしながら、東大模試などになると途端に対応できずにいました。そこで、自分の二次力を上げようと思い、この参考書に取り組みました。

なんといってもこの参考書は解説が詳しく、難関大学のテストで合否が分かれるレベルの問題についての理解が非常に深くなります。

難関大の英語は重箱の角を突くような問題も多く出題され、受験生のバイブルとして、みんなが使用しているような問題集では見たことがない(もしくは出題頻度が少なすぎて忘れている)問題も散見されます。

ギリギリで合格するレベルであれば、そんな合否を分ける問題は1問でも多く取りたいと思うはずです。そんな問題演習ができる一冊です。

 

「英文読解の透視図」


・概要





























対象 最難関大学を受ける受験生
目的 どんな構文でも即座に解析する方法を学ぶ
範囲 英文読解
使用時期 高3秋
難易度 東大・京大レベル
256ページ

「英文読解の透視図」は、どの大学の難解な文章でも和訳でき、解釈出来る力を育成するための問題集です。すでに共通テストや中堅国公立大学の英文をすらすら読める方が手を出すことをお勧めします。

解説も、各例題に丁寧に載っているため、添削の必要性もなく、学べると思います。正直、かなり古い参考書であるため、レイアウトなどに不満を感じる場合もあると思います。(既に伊藤和夫先生の参考書を使用している人は納得いただけるかと思います。)

その時は、無理して使う必要はないと思いますが、この参考書を超えるモノはないと思うほど、英文解釈系の中でずば抜けて質が高いです。やりきるのに一苦労かもしれませんが、ぜひテーマ問題だけでも取り組んでみましょう。

 

・取り組み方


基本的に例題として掲載されている問題文は、全て和訳しましょう。時間はどれだけかけていただいても構いませんので、まずは自分がどうこの英文を分析して、和訳したかに集中してほしいと思います。

例題に取り組んだら、その後例題に似た問題をチャレンジ問題から探し、その問題にチャレンジしてみましょう。このとき、ノートに例題を書き起こしておくと、復習する際、便利です。

 

・復習方法


解説を確認したとき、どの部分の解釈を間違えたか必ずチェックしましょう。和訳するとき、どう解釈すると和訳としてよりよいかなどもポイントにあるので、確認しましょう。

問題への取り組み方にて、時間はどれだけかけてもいいと書きましたが、2周目以降はスピードを意識していきましょう。

最初は構文解釈のために、文章に記号などを書き込んで読み込むとは思いますが、2周目以降は書き込みなども極力せずに、いかに早く、正確に読んでいけるかということに注力すると良いです。

長文系の問題集には全般的に言えることですが、何周もする必要はありません。(もちろん復習は必要ですが)

3周以降はよっぽど苦手な文章だけにとどめ、基本的には2周でけりをつけるように努力しましょう。

 

まとめ


「英文読解の透視図」は、東大・京大レベルであるため、ほとんどの学生にとってはもしかしたらオーバーワークかもしれません。背伸びしてこの参考書に手を出しても、中途半端に知識が付き、かえって素直に英文を解釈できなくなることもあります。

逆に言えば、東大・京大を受験される場合、ぜひこの参考書を血眼になって完遂させてほしいです。確かに歯ごたえ抜群で、難解な文章が数多く並んでいますが、これを一つ一つ完成させられれば、十分英語で合格点をたたき出せると思います。

学習塾ESCAでは茗荷谷校、成城校ともに無料相談、体験授業を実施中です。ご興味のある方は「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。

その他の参考書レビューは過去記事からどうぞ。
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