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【私立文系】慶應合格者の使用参考書と使用時期(その2)



個別指導学習塾ESCA茗荷谷校の講師、朝倉です。本稿では、私の時期別使用参考書と内訳についてご紹介したいと思います。

私は硬式野球部に所属しており、他の受験生に比べると勉強時間は少なかったですが、より効率的な勉強ができていたと思います。ぜひ参考にしてみてください。

前期・夏休み・後期・共通テスト前/後の5段階に分けて、自分が使っていた参考書やその時期などをお話ししたいと思います。

 

講師(朝倉由之佑) 基本情報

志望校:京都大学法学部

合格校:慶應義塾大学経済学部

勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、倫理・政経、化学基礎、生物基礎

得意だった科目:英語、数学、世界史

苦手だった科目:現代文

 

前期


科目使用参考書自習勉強時間配分(割合表示)
英語スクランブル

シス単

桐原頻出英文法・語法
4
数学基礎問題精講

学校配布の問題集
4
現代文学校の問題集0.5
古文古文単語3150.5
漢文学校の問題集0.5
世界史世界史ナビゲーター1
倫理・政経なしなし

※授業、定期テスト対策のみ
理科基礎学校配布の問題集なし

※授業、定期テスト対策のみ

 

英語


基本的な英語力は元々備わっており、2年生のうちに「単語王」という単語帳を一冊終わらせていたので、基本的にイディオムと文法の再確認を行いました。スクランブルをつかって単語帳風に電車などで学習し、桐原を使って実践問題を解いていました。単語や熟語類は早く終わっていればいるほど良いので、2年生までにある程度やっておくといいと思います。また、仮に一周二周と終わっても知識は復習が必要なので、何度も繰り返しやりましょう。

 

数学


数学は私の中で受験を左右する重要な科目の認識でした。1年生のときから授業の予習・復習はしっかり行っていたので1、2年までの数学はある程度できるようになっていました。といっても、例題から順番に確認し、英語と同様かなりの時間を割くようにしていました。私が使っていた基礎問題精講は、その名の通り基礎が確実にカバーできるのでおすすめです。

 

現代文


現代文は正直自分で勉強する時間は少なかったです。基本的に学校の授業で学習し、授業後の質問や定期テストの勉強などを受験勉強に等しいものとしていました。たまに、塾の講師の方にセンターの過去問を使って解説などをしてもらっていました。

 

 

古文


古文は国語科目の中では一番力を入れていたと思います。古文は英語と同様、単語を知らなければ読めないので、前期はとにかく単語帳を回しました。実践は授業の問題や定期テスト、参考書としては新古典文法ノートで学習しました。古文はとにかく知識勝負だと思うので空いた時間は英単語と並列してできるといいと思います。

 

漢文


漢文は週に1回触れるように心がけていました。前期までは学校の授業で扱う物語が理解できるレベルに達していれば十分だと思います。こちらも、新漢文の基本ノートなどが、量も少なく、サラッと一周できるのでおすすめです。

 

世界史


世界史は歴史の中でメイン科目にしていたので、前期は全体構造と流れの把握に力を入れました。問題集に取り掛かることはありませんでしたが、教科書や世界史ナビゲーターを読み込んでいました。

 

倫理・政経


私の学校では、歴史科目は世界史と日本史に固定されていたので倫理・政経を授業で学ぶことはありませんでした。しかし、前期のうちは他教科で手一杯だったのであまり手がつけられていませんでした。

 

理科基礎(生物基礎・化学基礎)


学校で授業中に問題集を解く時間があったので自習でやることはありませんでした。授業中の少しの時間でも理解すれば応用まで対応できるので、短時間集中でより効率性を重視すると良いと思います。

 

夏休み


科目使用参考書自習勉強時間配分(割合表示)
英語ポレポレ

やっておきたい長文300/500

シス単

桐原頻出英文法・語法
4
数学基礎問題精講

文系数学のプラチカ
3
現代文共通テストの過去問国語全体で1
古文古文単語315

共通テスト過去問
同上
漢文学校の問題集

共通テストの過去問
同上
世界史世界史ナビゲーター

一問一答
1
倫理・政経倫理政治経済の点数が面白いほどとれる本0.5
理科基礎共通テストの過去問0.5

 

英語


夏休みあたりから、実践問題として長文問題と英文読解問題に取り組みました。ポレポレを使って長文の読解方や読み方、訳し方を学習し、「やっておきたい」の分量が少ないものから順次取り組みました。英単語や文法、熟語などはほぼ完璧でしたが引き続き朝の短い時間や隙間時間をつかって知識の確認をしました。長文後の読み込みにも重点を置いていたので、多くの時間を英語の学習に使っていました。

 

数学


引き続き基礎問題精講で基礎を固めながら、プラチカを使って応用問題にも取り組むようにしました。数学の中での比重としては基礎の方が7割とまだ基礎を中心に学習していましたが、残りの3割の応用でどこまで数学力がついているか確認しました。

 

現代文


夏休みからはほとんど共通テストの過去問を活用して学習しました。読解方法を塾で学習し、自習時間に自分で問題を解いて確認するといった流れで行いました。

 

古文


前期と同様古文単語帳を使って知識の確認をしました。実践は過去問を使って行い、読解の中で単語帳にないような単語や熟語などを習得しました。この頃までに単語帳を一周するのに10分もかからないくらいまで単語を極めていたので、そのレベルまでいくとかなり後が楽になると思います。

 

漢文


前期と同様な形で勉強を進めました。古文のように知識の確認は怠らずに、共通テストの問題で読解レベルを見極めていました。

 

世界史


この頃から一問一答で知識を入れるようにしました。これまでナビゲーターで流れを読み込んでいたのである程度知識もついていましたが、1段階上の知識レベルを習得し、難関大レベルの問題まで対応できる山川の一問一答で復習を繰り返しました。

 

倫理・政経


倫理政治経済の点数が面白いほどとれる本という参考書を少しずつ読み始めました。センターでしか活用しないので正直勉強時間にするとかなり少ないですが、触れておくという意味でも着手しました。

 

理科基礎(生物基礎・化学基礎)


理科基礎に関しても一応触れておくくらいの感覚で共通テストの過去問を解きました。

 

後期


科目使用参考書自習勉強時間配分(割合表示)
英語京大英語25ヶ年

やっておきたい700

シス単

桐原頻出英文法・語法
4
数学京大数学25ヶ年

文系数学のプラチカ
3.5
現代文京大現代文25ヶ年国語全体で1
古文京大古文25ヶ年

古文単語315
同上
漢文共通テストの過去問

学校の問題集
同上
世界史世界史ナビゲーター

一問一答

過去問
1.5
倫理・政経倫理政治経済の点数が面白いほどとれる本ほぼゼロ
理科基礎学校配布の問題集なし

 

英語


後期からいよいよ25カ年に取り組みました。夏休みまでの基礎力をもとに長文読解を進めました。また、和文英訳と英作文があったので、この頃から添削を積極的にしてもらうようにしました。答えを見て自分で手直しするのではなく、なるべく先生や講師にお願いして単語のチョイスやニュアンスの部分など細かいところまで確認してもらうようにしました。

 

数学


数学でも25カ年に着手しました。この頃までにはかなり数学力がついており、部活も引退して勉強に全振りできていたので、かなり応用力がついて解けるようになっていました。解けない分野に関しては、プラチカに帰ってその分野を復習するなど徹底的にわからないところを潰しました。実体験として、高校時代この頃に数学の全レベルを解ける人はほとんど東大京大に合格できていたと思います。逆に言えば彼らはかなり早い段階から数学のレベルを上げ、他の受験生に差をつけることができていたと思います。

 

現代文


これまで共通テストを使って学習していましたが、現代文でも赤本を使いました。2次では記述がでるので、英語と同様添削をお願いして見てもらうようにしていました。

 

古文


現代文と同様の形で進めました。共通テストに比べるとやはり単語レベルが高く、プラス読めるだけでは解けないという壁に当たりました。共通テストは正直単語がわかれば読んでわかる内容でしたが、京大では裏の意味や作者の意図などを理解しなければ解けない問題が多かったので、復習と講師への質問で時間を割くようにしました。

 

漢文


引き続き共通テストの過去問で学習しました。現代文と古文に時間を割いていたので漢文はあまり解かないようになりましたが、知識の習得と復習だけは確実に続けるようにしました。

 

世界史


夏休みまでの学習にプラスして過去問に着手しました。世界史でも論述があったので添削をしてもらうようにしていました。また、資料集を使ってより一層知識と流れの把握に努めるようにしました。

 

倫理・政経


倫理政治経済に関してはこの時はほとんどやっていませんでした。共通テストでしか使わない科目だったので、他教科に時間を割いていました。

 

理科基礎(生物基礎・化学基礎)


理科基礎についても倫理政経と同様、他教科に時間を割いていたのであまりやっていませんでした。授業時の演習で問題を解いて共通テストに備えていました。

 

共通テスト前(12月以降)


科目使用参考書自習勉強時間配分(割合表示)
英語シス単

共通テストの過去問

桐原頻出英文法・語法
2
数学共通テストの過去問2
現代文共通テストの過去問国語全体で2
古文共通テストの過去問

古文単語315
同上
漢文共通テストの過去問同上
世界史一問一答

共通テストの過去問
1.5
倫理・政経

倫理政治経済の点数が面白いほどとれる本


共通テストの過去問

1.5
理科基礎共通テストの過去問1

2次科目に共通して言えることですが、2次の勉強をしていれば共通テストは正直優しいレベルです。あとは時間調整と問題傾向を掴んで確実に点を取ることを意識しました。

英語


長文問題はこれまでの学習で鍛えられているので、文法・アクセント・リスニングを重点的に行いました。共通テストでは知識で落とすともったいないところが多いので最大限まで知識を詰めました。また、50分で解く練習を学校でしていましたし、自分で解く際も短く時間を設定していました。

 

数学


数学に関しても短い時間で解く練習をしました。といっても時間がかかってしまう問題もあるので、見直しする時間を作るというよりも一発で正確に答えに辿り着く力をつけるようにしました。

 

現代文/古文/漢文


自分に合った解き方や順番を考えて解くようにしていました。私は現代文が苦手だったので古文と漢文をなるべく正確に早く解くようにし、現代文に多く時間が残るようにしました。

 

世界史


過去問を使いながら全範囲を復習しました。特に一問一答を繰り返して対策しました。

 

倫理・政経


紹介した参考書を読み込んで、過去問演習を繰り返しました。毎年傾向が似ておりわかりやすい問題が多かったので予想問題で本番に備えました。

 

理科基礎(生物基礎・化学基礎)


他教科に比べると共通テストの勉強優先度は低かったですが、ポイントさえ抑えてしまえば軽い演習と過去問で備えられるレベルだと思います。

 

共通テスト後


科目使用参考書自習勉強時間配分(割合表示)
英語京大英語の25カ年

シス単

やっておきたい700

桐原頻出英文法・語法
3
数学京大数学25ヵ年

プラチカ
3.5
現代文京大現代文25ヶ年1
古文京大古文25ヶ年

古文単語315
1
世界史世界史ナビゲーター

一問一答

過去問
1.5

 

英語


英作文と和訳に特に力を入れていました。添削を欠かさずしてもらい、長文についても時間と正確性を意識して取り組みました。英作文は、「なんとかなるさ」では決して上達しませんし、テスト本番で上手く書けないと思います。必ず演習をして、添削&フィードバックをしてもらうようにしましょう。

 

数学


共通テストで2次力が落ちていたので、演習量を増やして感覚を取り戻しました。予想問題なども何年か解いてとにかく問題量を解きました。この時期になると、じっくり考える思考力というよりも、問題を見て、これまで自分の中で定着させた解法がぱっと出てくるか、という確認を数多くしていく方が良いです。考えている=勉強できているではありません。時間もない時期なので、効率的に学力を上げていく必要があります。

 

現代文/古文/


解いては添削を繰り返しました。苦手科目でもあったので週に3日ほど触る日を設けて演習を繰り返しました。

 

世界史


世界史も同様添削を繰り返しました。特に難しい知識の問題に関しては、私立の過去問も併用しながらかなり高いレベルの問題にも対応できるように演習しました。

 

まとめ


私自身割と参考書を絞って一冊を長く使っていたと思います。前半はとにかく基礎を重ねて、後半は基礎を続けながら応用で鍛えると言ったように良い流れで取り組めたと思います。

受験生は夏と直前に苦しくなりますが、月計画よりもっと長く計画を立てて確実にステップアップして欲しいと思います。

個人的にはもう少し添削を早めにしておけばよかったという感想を持ったので、学校の先生や塾の講師を存分に頼って受験に臨んでほしいと思います。

もし受験に対して悩みのある方は、お気軽にお問い合わせください。

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