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難関大学合格のためのおすすめ参考書(リードLight ノート生物基礎)


学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「リードLight ノート生物基礎」のレビューを行います。

「リードLight ノート生物基礎」の一冊で、十分共通テストに対応できます。国立大学の文系学部を受験する場合、必ず理科基礎を選択することになると思います。履修自体は高校一年生で完結している場合が大半であることから、生物基礎の内容そのものを忘れている人も多いと思います。高校三年生になって、模試などを通じて理科基礎に再度触れることになったものの、正直あまり時間を理科基礎に割きたくないのが本音でしょう。

そこで、この「リードLight ノート生物基礎」が復習を兼ねた学習として効果的です。高校三年生になると、恐らく隔週程度で生物基礎の授業があると思います。その際、授業の復習を兼ねて授業終わりにこの問題集に取り組むと、模試でもしっかりと点数を出すことが出来、直前に無理に詰め込むことなく、共通テストを迎えられると思います。

 

講師(中嶋拓斗) 基本情報

志望校:東京大学文科Ⅱ類

合格校:慶應義塾大学商学部

勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎

得意だった科目:英語、地理

苦手だった科目:現代文、数学

参考書を用いていた時期:高3春から共通テスト本番まで

 

この参考書をおすすめする理由


高3の春から生物基礎の勉強を開始しました。私は国立志望でしたが文系であったため、正直受験勉強の中に生物基礎の時間を割くのは気が引けました。とにかく授業で完結できるように、授業に集中しました。

このとき、授業の演習時間の中で、演習量確保と内容のおさらいを目的として、この「リードlightノート生物基礎」を使用していました。基礎問題ばかりで、問題量も多いので、文系国立志望者の方で、共通テスト対策として生物基礎を学習する際には、1冊で十分共通テストの範囲をカバーできる問題集です。

勉強時間が限られている中で、数多くの問題集に手を出す必要もありません。授業をマスターしていて、共通テスト対策は問題演習だけでいい、というレベルの人にはおすすめです。

私はコツコツと学習した授業ごとにその単元の問題に取り組むことで、共通テスト前に一気に学習するリスクを回避することが出来、安心して受験に臨むことができました。

 

「リードLight ノート生物基礎」


・概要





























対象 生物基礎を共通テストの受験科目に控える、受験生。
目的 生物基礎の基礎力向上を目指す。
範囲 生物基礎の全範囲。
使用時期 高3春から共通テストの受験本番まで。
難易度 共通テストレベル

103ページ

「リードLightノート 生物基礎」は、共通テストで生物基礎を受験する方におすすめの問題集です。

高校一年生の時、教科書傍用問題集の一つとして、セミナーなどを使っていたかと思います。そうした分厚い問題集を共通テスト対策として使用する方が時折いますが、オーバーワークになる可能性があります。

もちろん、生物基礎に時間を十分に割くことが出来る程に余裕のある学生は、そのような問題集を使ってガンガン演習を積むのは良いことでしょう。しかし、世の中の大半の受験生はなかなか時間を生物基礎に使えないのが現状だと思います。

その点を考慮すると、「リードLight ノート生物基礎」をきっちりとマスター出来れば、十分共通テストで満点を取ることは可能です。よって、中途半端に問題収録数が多いものに取り組むより、多少演習量が確保できなくても分野ごとの典型題を抑える方が、得点に繋がるといえます。

実際、すでに授業で学習した内容だとしても、遠い過去の話になっている人も多いと思います。しかし、この「リードLightノート 生物基礎」は分野ごとの解説も記載してあるため、教科書を併用して「リードLightノート 生物基礎」を使用すれば、十分授業内容を思い出すことが出来るでしょう。

 

・取り組み方


(A)問題集への姿勢

基本的に、生物基礎に関しては、この「リードLightノート 生物基礎」で完成させるつもりでいきましょう。余計な一冊を足す必要はないので、隅から隅まで自分のものにするつもりで、「リードLightノート 生物基礎」に取り組みましょう。

 

(B)各設問への姿勢

各設問、あまり時間をかけずに取り組みましょう。考えたからといって何かうまれるわけでもありません。解答確認後、すぐチェックを打ち、次の問題に移行しましょう。

 

・復習方法


チェックをつけた問題が最後の章まで、たまっていくはずです。最後の章までたまったら、すぐ頭からチェックをつけた問題に取り組みましょう。

また思い出せずに間違えた場合、再びチェックをうち、次の復習に回しましょう。10秒考えても思いつかなかったら、基本×だと思いましょう。本番で使いものになる知識を獲得することが大切です。試験時間の制約を乗り越えるためにも、スピードは重要であるといえます。

また、分野ごとに復習することになると思いますが、その際、該当箇所を出来る限り教科書で確認する癖をつけてほしいと思います。

この問題集が完璧になった後、冬頃を目安に過去問に取り掛かりましょう。

 

まとめ


「リードLightノート 生物基礎」は、生物基礎に立ち向かおうとする受験生の皆さんにぜひ使い倒して頂きたい問題集です。

高校三年生の春から夏のうちに、さらっとでも良いので、この問題集を完遂させましょう。そうすれば、秋以降、過去問演習や模試が想定されますが、そこでの問題で、確実に正答を積み上げることが出来ます。こうした小さな積み重ねが、安定した得点力を裏付けてくれます。だからこそ、ちめちめとした地道な暗記作業に辟易せずに、粘り強くこの「リードLightノート 生物基礎」をマスターしてほしいと思います。

正直、共通テスト全体における生物基礎の配点は、英語や数学・国語のような科目と比較するとそこまで高くありません。その意味で、あまりウエイトを置きたくない科目といえる側面もあります。しかし、その一方で、東大などの難関国公立大学に合格する人は、確実にこの生物基礎で満点あるいは1問間違いで、共通テストの生物基礎をクリアしていきます。だからこそ、生物基礎を甘く見ることなく、この壁を乗り越えてほしいと思います。

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