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難関大学合格のためのおすすめ参考書(ターゲット英熟語1000)


茗荷谷の個別指導学習塾ESCAの講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「ターゲット英熟語1000」のレビューを行います。

「ターゲット英熟語1000」の一冊で、十分共通テストから東大・京大・医学部レベルまで対応できます。また、早慶に代表される難関私大においても、十分長文読解や文法問題で役立つ知識になることでしょう。

イディオムというと、ネクステージなどの問題集やシスタンなどの単語帳の巻末に記載されている水準にとどまるケースが散見されます。しかし、イディオムをきちんと正確に把握しておくことで、長文問題の前置詞穴埋め問題を確実に正答することができます。

また、イディオムで学んだ前置詞と動詞の相性などを把握しておくことによって、英作文で前置詞を選ぶ際のイメージ化にもつながります。

従って、最後の一点を分ける知識として、熟語をみにすることを強く勧めます。

 

講師(中嶋拓斗) 基本情報

志望校:東京大学文科Ⅱ類

合格校:慶應義塾大学商学部

勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎

得意だった科目:英語、地理

苦手だった科目:現代文、数学

参考書を用いていた時期:高3春から二次試験本番まで

 

この参考書をおすすめする理由


高3の春から受験勉強を開始しました。初めは、英文法や英単語の習得に励んでいました。英語自体にそこまで苦手意識はありませんでしたが、河合塾の全国模試でも偏差値60強と、若干物足りない成績でした。

長文読解に取り組んでいた際、穴埋め問題でちょこちょこ間違えることがあり、皆が当たり前のように正解してくる問題を間違えることで、失点を重ねるのはもったいないと思い、この「ターゲット英熟語1000」に取り掛かるようになりました。

また、共通テスト(当時はセンター試験)の英語文法問題では、イディオム系の問題が高頻度で出題されます。これも難関大学を目指すなら落とせない部分ですので、イディオムをしっかり暗記し、取り組むことをお勧めします。

 

「ターゲット英熟語1000


・概要





























対象 英語を受験科目に控える、受験生。
目的 英語における、熟語力向上を目指す(共通テストから難関大学2次試験)
範囲 イディオムや会話表現がメイン。
使用時期
高3春から受験本番まで
難易度 共通テストから東大・京大などの難関大学まで

480ページ。

「ターゲット英熟語 1000」は、どの大学を受験する方にもおすすめの問題集です。

インターネットを調べていると、とりわけ難関私大を受験するには、もう一段階上の「解体英熟語」までカバーする必要があると書かれていることがあります。もちろん、英熟語の知識量は少ないより多いほうが良いに決まっています。

しかし、「ターゲット英熟語 1000」までをきっちりとマスターするだけでも、十分受験で戦うベースは身につくはずです。よって、中途半端に難熟語が掲載されているものに取り組む以上に、基礎的だとしても確実にそれらを身にする方が、得点に繋がるといえます。

また、「ターゲット英単語 1900」との相性も良いので、多くの学校で併用しやすい単語帳であると言えるでしょう。反射的に、動詞に後続する前置詞やそのイディオムの意味が出てくるほどに、仕上げてほしいです。

基本的には、英→日をメインで暗記すれば問題ないと思います。また、可能であれば、付属の音声に触れながら暗記すると、リスニング力向上にも繋がるかと思います。冊子の右側には、各熟語の例文が掲載されています。

なかなかそこまで目に入れることが難しいと思うので、初めは、左側のイディオムを目にするところから始めましょう。ただ、少しずつ既視感を感じることが出来た頃から、右側の使用例にも気を配るようにすると、より実践的かと思います。

 

・取り組み方


(A)単語帳への姿勢

基本的に、イディオムに関しては、この「ターゲット英熟語 1000」で完成させるつもりでいきましょう。余計な一冊を足す必要はないので、隅から隅まで自分のものにするつもりで、「ターゲット英熟語 1000」に取り組みましょう。

 

(B)各イディオムへの姿勢

一語一語、即行解答していきましょう。10秒考えて解答出来なければ、すぐ答えに移りましょう。解答確認後、すぐチェックを打ち、次の問題に移行しましょう。

 

・復習方法


チェックをつけた問題が文法・語法の最後の章まで、たまっていくはずです。最後の章までたまったら、すぐ頭からチェックをつけた問題に取り組みましょう。

また思い出せずに間違えた場合、再びチェックをうち、次の復習に回しましょう。10秒考えても思いつかなかったら、基本×だと思いましょう。

本番で使いものになる知識を獲得することが大切です。試験時間の制約を乗り越えるためにも、スピードは重要であるといえます。

長文読解や、文法問題の中で、イディオムに出くわしたとき、もしこの「ターゲット英熟語 1000」に載っていない熟語が現れた場合、無理にそれを覚える必要はありません。

逆に、「ターゲット英熟語 1000」にある熟語であったとき、可能な限りマスターしておきましょう。

 

まとめ


「ターゲット英熟語1000」は、受験英語に立ち向かおうとする受験生の皆さんにぜひ使い倒して頂きたい単語帳です。

高校三年生の春のうちに、さらっとでも良いので、この熟語帳を目視しておきましょう。そうすれば、夏以降、長文読解に取り組むシーンが増えていくことが想定されますが、その長文の穴埋め問題で、確実に正答を積み上げることが出来ます。

こうした小さな積み重ねが、安定した得点力を裏付けてくれます。だからこそ、ちめちめとした地道な暗記作業に辟易せずに、粘り強くこの「ターゲット英熟語1000」をマスターしてほしいと思います。

また、共通テストの前には、必ず会話表現を確認しておきましょう。リーディングだけでなく、リスニングでもここでの会話表現が威力を発揮します。共通テストでの数点の失点で、毎年多くの受験生が涙をのんでいます。たかが会話表現・熟語だと高を括らずに、謙虚に得点していきましょう。

学習塾ESCAでは茗荷谷校、成城校ともに無料相談、体験授業を実施中です。勉強法指導、受験カリキュラム相談などにご興味のある方は「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。

その他の参考書レビューは過去記事からどうぞ。
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