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【合格者レビュー】東京工業大学附属科学技術高等学校とはどんな学校なのか



茗荷谷、成城学園前の個別指導学習塾ESCAの講師松尾です。私は中学1年からESCAに通い、高校は東京工業大学附属科学技術高等学校(以下、東工大附属)に進学しました。

東工大附属というと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?理系、東京工業大学に進学できそう、授業が難しそう、など様々なイメージがあると思います。

東京都にはいくつかの国立高校がありますが、本稿では私が通っていた東京工業大学附属科学技術高校についてお伝えします。

東工大の附属校という割には知名度や情報の少ない学校なので、自分の体験を踏まえて少しでも東工大附属のリアルについてお伝えできればと思います。

 

東工大附属HPはこちら

東工大附属の偏差値などはこちら

 

校風


校則は全く厳しく無いです。多くの国立学校のように、とても自由な環境なので、やりたいことがあれば何でもできると思います。ただ、体育の授業はちゃんとやりましょう。

先生方は優しい方が多かったです。科目によってテストがべらぼうに難しかったりしますが、わからないことでも聞くととても親身になって教えてくれます。ユニークな経歴をお持ちの方や、専門知識が豊富な方も多いため、色んな興味深い話を聞くことができます。

※テストは本当に難しいです。ちゃんと勉強していないとあっという間に置いていかれます。

生徒は大人しい人が多かったです。興味のあることはとことん詳しく知っている人が多かったので、勉強になるなぁと思うことも良くありました。最近は女子の割合も増えてきているそうです。

 

学内設備


今のキャンパスがある田町から、東工大がある大岡山にキャンパスが移転するので、移転前の話にはなりますが、ご了承ください。

全面人工芝のグラウンド、半屋内のプール、バスケコート2面分の体育館など、基本的な設備は新しくはありませんが整っています。特に人工芝のグラウンドは、高校サッカー選手権に出場する高校が練習場として使用しにくるような質の良いグラウンドです。

特徴的なのが、各分野の専門設備です。1分野につき1〜2フロア割り当てられていて、いくつかの教室と大量の実験器具があります。普通の高校にはほとんど置いていない、もしくは少ししかないようなものがたくさん揃っています。

特に機械系の分野の実習が行われる場所は、工場と呼ばれていることからもわかるように、金属加工を行うための大きな機械が広いスペースに所狭しと並んでいます。

私がいた電気系の分野には3Dプリンターがあり、実際に私も使用しました。各分野、大学レベルの設備が揃っていると言っても過言ではないと思います。

 

入試方法


推薦入試と一般入試の二つの入試方法があります。推薦入試では、5分野(化学系、情報系、電気系、機械系、建築系)から1つを選んで受験する形になります。

推薦試験に合格すると、その時点で2年次から進む専門分野が決まります。内容としては、各分野に関わる口述試験と、理科、数学が混合した小テストになります。

両方ともかなり難易度が高いですが、倍率はあまり高くないため、しっかり準備していくことが大切です。

一般試験は数学の配点が高いこと、国語、英語でも理科系の内容が出てくることが特徴です。

数学は簡単な問題から都内最難関の問題まで幅広く出題されるため、かなり大変です。

英語も専門的な単語が出てくることがあるため、過去問で傾向を掴んでおくことが重要になってきます。

国語は標準的な内容なので、国語でどれだけ点が取れるかもポイントになってくるのではないでしょうか。

 

授業


偏差値が72と高めなので、普通の進学校というイメージを持たれている方も多いと思います。大きな特徴としては、2年次から専門分野に分かれて勉強を行うというものがあります。化学系、情報系、電気系、機械系、建築系の5つのクラスに分かれ、2年間かけて大学、実務レベルの専門的な内容を学習します。

1年次に週替わりで各分野の基本的な実験を行うので、どの分野に進みたいか決まっていなくても、自分に合った分野を探すことができるのは良いところだと思います。

ただ、分野ごとの定員が決まっており、推薦入試で入学した人以外は成績順に好きな分野を選んでいくので、一年次の定期テストではしっかりと点数を取っておく必要があります。

2年次の終わりから3年次にかけて、課題研究というものを行います。班または個人で設定したテーマについて研究し、研究報告書を作成します。

週に丸一日課題研究を行う日はありますが、放課後や長期休み期間も時間を割いて行う大規模なものです。

終了後は文化祭で大きなポスターを用いて研究内容を外部に発表したり、場合によっては地方のコンテストでプレゼンテーションを行ったりします。とにかく時間と労力をかけて行うので、終わった後にはものすごい達成感に包まれます。

よくネットでレポートが多いという意見を目にしますが、その通りです。分野によりますが、私は2年次ほぼ週に1本レポートがありました。

確かに大変でしたが、大学生になってから、多少レポートが出ても、あの時よりは楽だと感じます。文章を書く、わかりやすくまとめると言った経験は早いうちからやっておくべきだと思うので、この点はあまり心配しなくても良いと思います。

 

大学受験


偏差値が72と高い東工大附属ですが、進学校ではありません。よく「東工大にそのまま行けるの?」と聞かれますが、学年で10位以内に入っていないと推薦は難しいです。

また、2023年度より、上記の推薦は全て廃止となることが決定しているので、受験を検討している人は注意が必要です。

授業自体は高専のような授業や専門的な授業が多いため、大学の一般入試に向いているかと言われれば、他の進学校の方が向いていると言わざるを得ないと思います。

私自身、塾に通っていなければ一般受験は厳しかったと思います。(私の実力もあるでしょうが)

ですので、一般入試で大学受験まで考えている人は、偏差値だけではなく、塾や予備校などの学習環境を込みで考えておく方が良いと思います。

 

まとめ


東工大附属は偏差値の高い“工業高校”です。入学後、基本的には3年間どっぷり理系に浸かることになります。

普通高校に比べて英語や社会などの授業数が少なく、正直なところ大学に一般試験で行くのは大変です。

その分、数多くの推薦枠があり、専門的な知識や課題研究の内容を生かして推薦入試に挑む人も多いですが、特筆して大学入試に強いというわけでは無いと思います。

また、東工大に推薦入学できる制度も無くなってしまうため、附属高校だからといってそのまま大学に行けるわけでもありません。

個人的には、都内にある高校の中で、合う合わないが一番分かれる高校だと思います。ですので、入学前に学校見学の参加、情報のリサーチを行い、よく検討することが大事です。とは言っても、普通の高校では出来ない、貴重な体験が出来るのは将来的に考えても大きな武器になると思います。

自由な環境で、自分のやりたいことができるという、人によって理想的な場所だとも思うので、理系分野に興味があれば、数ある高校の中から選択肢の一つとして考えておくのも良いかもしれません。

 

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