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将来を見据えた文理選択を!学習塾ESCA講師が文理選択のアドバイス



個別指導学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では「文理選択」についてお話ししたいと思います。

私自身は文系を選択しましたが、実際に就職活動を経験した身として、文理選択時にもう少し大学卒業後の進路についての情報を知っておきたかったと思いました。

将来の職業についての情報にもっと触れていれば、もしかすると私の選択も変わっていたかもしれません。

高校生の皆さんの中には、正直、将来やりたいことがなかったり、数学が苦手だから文系にしようとしていたりと、何とも言い難い理由で文理選択をしようとしているかもしません。そこで、私からそんな文理選択のヒントを与えられたらいいなと思っています。

この記事を読んでいる方が中高生の場合、馴染みのない単語ばかりだと思います。この記事の中でその全てを解説することは難しいので、ぜひ分からない会社や、用語などは自分自身で調べる、またはご両親に聞いてみてください。

きっと将来の夢や可能性が広がってくると思います!

 

文系の分野と将来の業界


文系とは、主に人間の活動を研究対象にする学問であり、人文科学と社会科学に大別されます。大学の学部でいえば、法学部・経済学部・商学部・文学部・教育学部・国際学部・外国語学部などが、文系の学部に該当します。

一般的な企業での職種として、総務・人事・経理・営業・法務・経営企画・広報などがあります。また、専門性を活かした職業として、弁護士・公認会計士・税理士・通訳・学芸員・記者などがあります。

文系の中での人気の企業としては、アクセンチュアや東京海上日動火災保険・NTTデータ・三井住友銀行をはじめとするメガバンク・楽天サイバーエージェントなど日系外資問わず大企業が多くランクインしました。中でも、IT関連の企業が目立ちました。

上記の通り、文系の将来の業界というのは多岐にわたります。例えば専門性の高い法学部であっても、弁護士としてではなく、さまざまな分野の企業の「法務部門」で働くこともめずらしくありません。

 

理系の分野と将来の業界


理系とは、主に自然科学の活動を研究対象にする学問です。大学の学部でいえば、医学部・理学部・看護学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・理工学部などが、理系学部に該当します。

文系と比べると、社会に出てから専門性が高い分野で活躍することになります。よって、ひとまず「理系」という括りではなく、学部別で人気の職業を見てみましょう。

・理学部
ITエンジニア
データサイエンティスト
アクチュアリー
化学メーカーや食品メーカーの開発職

・工学部
ITエンジニア
自動車エンジニア
その他メーカー系各種

・農学部
食品メーカーの開発職
飼育員

・建築学科
建築士
ゼネコン
ディベロッパー

・医学部・獣医学部・歯学部・看護学科
看護師
医師
獣医師
歯科医師

・薬学部
薬剤師
製薬企業の開発職

全て網羅はできませんが、一般的にこうした技術職や開発職に就職することが多いです。

しかしながら、理系でも文系の職種に就職することも多く、実際に近年では東京大学や京都大学などの一流大学の理系の学生を中心に、これまで文系職と言われてきたマッキンゼーアンドカンパニーといった外資系コンサルティングファームや三菱商事といった総合商社への就職が増えています。

理系の中での人気の企業としては、アクセンチュアやソニー・野村総合研究所・日立製作所・アクセンチュアなど日系外資問わず大企業が多くランクインしました。ただ、コンサルティング業界が目立つようになったのは、近年のトレンドを反映しているといえます。

 

近年の文理傾向


近年、総合人間学部や環境情報学部といった学部が様々な大学で新設されるようになりました。こうした流れからも読み取れるように、時代が新しくなるにつれて、文系や理系の垣根がなくなってきています。

例えば、金融工学や社会工学は、文系と理系の混在された学問だといえます。また、男女別にみると、男子の文理比率は55:45であるのに対して、女子の文理比率は8:2になりました。

職業としても、文系理系問わずコンサルティング業界が人気で、医者という職能を有していながらもコンサルタントになる方もちらほら出てくるようになりました。

 

文系か理系かを選ぶということ


多くの高校では、高校二年生の時に文系か理系かを選択しなければなりません。また、社会や理科の中で何を選択するかも選ぶ必要があります。

このようなことを言うと身もふたもないかもしれませんが、理系の方が、潰しがきくのは事実です。医者になりたければ医学部にいくしかありません。自動車などの機械に関するエンジニアになりたければ、理工学系の学部に進学するしかありません。

逆に、文系の営業職や経理などは理系でも文系就職を通じてなることができます。その観点で見れば、理系は文系より将来の選択肢が広いと言えると思います。

しかしながら、理系は基本的には大学で身に着けた専門性をもって就職していく傾向があるので、その意味で文系より業界の選択肢は狭い可能性もあります。

また、理系は文系以上に大学生活が忙しいです。研究活動も文系とは比になりません。勉強をきちんとしているということもあって、近年文系職でも理系人材が重宝されつつあります。

従って、大学でもきちんと研究にそれなりに打ち込める覚悟がある方は理系を選択すべきだと思います。確かに、理数系を選択することになるため、受験は文系よりタフになるかもしれませんが、受験だけ頑張ればそれなりに将来が確約されていると思えば気が楽だともいえます。

理系は研究室の推薦で就職が可能です。その一方で、文系は否が応でも自力での就職活動が求められます。しかも、総合商社やデベロッパー・メガバンクといった人気企業に内定するのは、早慶とはいえ一握りです。

ただ総括して、文系にしろ、理系にしろ、東大にしろ、早慶にしろ、優秀な学生は結局どこでも受かります。逆に言えば、その優秀層が全て人気企業の内定を総なめしていきます。その覚悟をもって就職活動を迎えましょう。

その点、受験難易度と将来の期待収入に絞って考えれば、理系の学生は東大理系を選択するより医学部を選択したほうがいいと考える大人がいるのもうなずけます。

医学部卒の平均年収が2000万に対して、東大理系卒でその年収に到達しているのはわずか5〜10%であるという調査もあります。

収入も大切ですが、生きていくうえでお金とは上手に付き合っていかなければならなりません。しかし結局は、それだけが人生の全てでもありません。本当になりたい職業・やりたいことがあるのならそれを貫くのが大切だと思います。

 

最後に


自分の人生を高校二年生の時点で決めるのは難しいと思います。しかし、ここで文理や科目を適当に選択してしまうと、将来の選択肢が狭まってしまう恐れがあります。

例えば、建築学科は理系ですが、理科の選択で物理を取っていないと受験できる大学がほぼありません。ですので、選択する際はご両親、学校の先生をはじめ、いろんな人に相談してほしいです。

学習塾ESCAでは、塾長が元々バリバリ企業で働いていたということもあり、学生講師が将来の就職相談をすることもあります。

ESCAでは普段から将来の就職にアンテナを張っている学生講師、そして塾長が在籍しているので、ほかの塾や学校よりも社会に触れている人が多く、文理選択や科目選択をする際も安心して相談できる環境が整っています。

勉強以外でも、将来のことにお悩みの場合はぜひ学習塾ESCAに来てみてください!相談だけでも大歓迎です!私も茗荷谷校舎でお待ちしております。

お問い合わせはこちらから。
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