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【戦略的学習メソッド】学習塾ESCA塾長が物事を習慣化/継続させる方法を伝授



個別指導学習塾ESCAの塾長岸田です。

学習塾ESCAでは科学的根拠に基づいた「戦略的学習」を徹底しています。


授業を受けるだけなら集団塾やオンラインで良いと思いますが、学習手法や学習習慣を定着させるには授業だけでは不十分です。


本稿では特別に、ESCAの提唱する戦略的学習の一部をご紹介したいと思います!


 

はじめに


学習を習慣化させるというのは学生やその保護者にとって永遠のテーマと言えるでしょう。学習のみならず、自分にとって良い方向に働く行動というのは習慣化させていきたいものです。


しかし、行動学の観点からいうと、運動する、勉強するというのはそれが将来の自分のためのものであったとしても、恒常性を損なうという理由から、エネルギーを要するものであるとされています。


将来の目標が具体化していない人は、さらに勉強の習慣化のハードルが高くなります。では、勉強を習慣化させるためにはどうすれば良いのでしょうか。2014年に行われたとある実験をもとに考えていきたいと思います。


勉強を習慣化させるための具体的方法のみが知りたいという方は、「勉強を習慣化させるための工夫」まで読み飛ばしてください。


 

行動習慣化に関する4つの指標


2014年に「運動行動における習慣の概念化と測定 」という調査が行われました。こちらは運動行動に対しての調査でしたが、個人的には学業においても共通している部分も多いなと感じたので、この調査に出てくる指標をもとに勉強の習慣化を考えていきたいと思います。


この調査の中では、次のような運動習慣の4つの心理的過程が示されています。学業の話にうつる前に、まずはそれぞれの心理的過程を解説していきます。


 

①自動性


自動化と低い意識性を表すもので、行動の開始に意識的な努力を要せず、さらに行動が開始されたら、最小限の意識的過程で遂行されるという性質を指します。


例えば、日々の生活における通勤、通学などは、意識していなくても行動に移れるため、これにあたります。しかし、あまりに大きなエネルギーを必要とするものは自動性を獲得することが困難です。


 

②固定化行動


反復される行動には同様の手順でなされる傾向があり、ある要素は次の連続する要素を導く固定化した連続性を持つという性質です。


例えば、玄関を開けて帰ってくる、カバンを下ろす、そのまま手を洗うというのは、一連の行動として固定されていることも多いでしょう。このように前の行動が次の行動に影響を与える一連の行動として捉えられるようになれば、習慣化に近づくことができます。


 

③契機道因


習慣が一定の条件下における十分な繰り返しによって形成されることによる、刺激と反応の結合の強さを指します。


これは、行動が習慣化する際に不可欠な構成要素であり、一旦この結合が確立されたら、その行動は活動に関連した環境からの刺激が契機となって直接引き起こされるという性質です。


例えば、月曜日の20時から1時間ジムに行ってトレーニングを行うということがこれに当たります。一定の環境要因(固定の日時、行動を行う場所など)が満たされることにより習慣化に繋がります。


 

④否定的感情


運動が習慣化されたなかでの非実施時に体験される非遂行時の否定的心理状態のことを指します。


例えば、運動に代表される健康行動は、好ましい行動とみなされているがゆえに、理由のあるなしに関わらず、サボってしまった時には、否定的感情(欲求不満、敵意、イライラ、罪悪感、疲労など)が引き起こされるという性質です。


 

また、この他にも、自分にとって意味のある(成果が出る)行動というのは、習慣化に繋がりやすいということも本調査で示されています。


目標校の設定や、将来の具体的な目標を持っている生徒が伸びやすいのはこのためです。


 

頻度、時間、持続度の関係性


前項で述べた4つの心理的課程は、一般的にも習慣化に重要なものとしてイメージしやすいのではないでしょうか。この項ではさらに具体的な行動様式に踏み込み、行動を習慣化させるための方策を考えていきたいと思います。


「運動行動における習慣の概念化と測定 」においては、運動強度、頻度、時間、ステージ変容、そして、ジムやスポーツクラブへの加入有無について、上記の4つの心理的過程にどのような影響を及ぼすかを調査しています。


あくまでも運動習慣に関する調査ですので、どこまで学習習慣に応用できるかは分かりませんが、調査によると以下のようなことが判明しています。


 

・頻度は週に3~4日が最も効率よく習慣化できる


調査によると、習慣行動が0日の人と、1~2日の人の間に最も大きな差異が見られました。その後、3~4日、4~5日と頻度が増加するにつれて習慣化されるという結果になっていました。


しかし、その増加幅はだんだん緩やかになっていくので、勉強初心者の方は、まずは勉強日を3~4日の頻度で設定し、習慣化を目指していくことをお勧めします。


 

・強度は習慣化に多少の影響を及ぼす程度


調査によると、行動の強度に関しては、中程度以上の有意な差は認められないということでした。しかし、これはあくまでも「習慣化」に影響を及ぼすかどうかという尺度です。


言うまでもなく、勉強は集中して行わなければ習慣化させても意味がありません。習慣化してきたタイミングで、強度は上げていく必要があります。


 

・実施時間は習慣化と正の相関を持つ


10分未満、10分から20分、・・・90分以上と、全8段階で調査が実施されました。調査によると、1回の実施時間の長さと習慣化には正の相関が認められています。要するに、長い時間やった方が習慣化しやすいということです。


ただ、いきなり何時間も勉強するとなると、集中力や継続力と反発する恐れがあります。まずは90分から習慣化に向けて勉強を始めてみることをお勧めします。


 

・ジムなどへの加入は習慣化に有意な影響を及ぼす


スポーツ系クラブへの加入の有無による比較では、加入者は未加入者よりも定期的な運動実践が可能であるため、運動習慣強度も強いと言う結果になりました。


これは当たり前と言えば当たり前の結果ですが、自分自身の力で習慣化ができない際は、学習においても塾や予備校を利用することが習慣化につながることが示唆されています。


 

・習慣化を妨げる別の習慣が存在する


この調査では、習慣化を妨げる別の習慣がある場合に、望む行動の習慣化が妨げられることがあるという考察がなされています。


例えば、椅子に座る習慣が多い人ほど、その行動はもはや無意識に行われている(すでに習慣化している)ため、まずその習慣自体を変え、立つ時間を多く取るように意識する必要があります。


 

・変容ステージが上がるほど習慣が定着する


これは想像しやすいかもしれませんが、習慣が長く続くにつれて、その習慣は定着し、やめにくくなります。


これは、上記の習慣化を妨げる別の習慣があるというところにも関わってきます。調査によると、具体的には半年まで続けた習慣は、その後固定される可能性が時間に比例して高くなっており、勉強においても半年は続けなければならないということがわかります。


 

 

3.勉強を習慣化させるための工夫


では、実際に学習を習慣化させるためにはどのような行動を取れば良いかを考えてみましょう!


 

・内容を決めリスト化、順序化する


特に勉強初心者に多いのですが、勉強しなければならないのは分かるが、具体的に何をすれば良いか、何から手をつければ良いのかわからないということがあります。


せっかくやる気になったのに、机に向かって、「何をしようか・・・」と考えているうちに、やる気はどこかにいってしまうこともあるでしょう。「何をしようか・・・」にエネルギーを使うのは非効率と言わざるを得ません。


少なくとも、集中力の持続時間はそんなに多くありません。やると決めた時にすぐに作業を始められるように、何を、いつ、どれくらいやるのかということは、ざっくり決めておくことをお勧めします。


また、決まった順番通りやる、というルールを付け加えることで、ルーティン化、習慣化しやすくなります。リスト化、順序化に関しては、塾の先生などと一緒に考えていく方が効率的です。


 

・勉強を停滞させない


難問に向かい、ウンウンと唸りながら勉強をする方が学力は上がるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実は作業を行わずに唸っているだけの時間は脳が活性化していないという報告もあります。


分からない問題はある程度考えたら、解法を見て、理解して、そして定着させましょう。この時重要なのは、決して「答えを写すわけではない」ということです。


答えを見たのであれば、それを理解して覚え、解答を閉じて白紙の状態から解法を再現できるようにしてください。再現性がポイントです。


 

・習慣化を妨げる別の習慣を排除する


人間の習慣化のメモリは有限です。先にも取り上げたように、新しい習慣を作ることを阻害する習慣がすでにあるかもしれません。勉強を妨げる代表的な習慣は、なんと言ってもスマホ(特にSNS)でしょう。


SNSは「よし、SNSを見よう」と思って見るというよりも、なんとなく手持ち無沙汰だから無意識的に見るという人の方が多いと思います。これは完全にスマホが習慣化してしまっており、この習慣を無くさない限り、勉強の習慣化は難しいでしょう。


少なくとも勉強している間はスマホを別の空間に置いておくということがオススメです。これは、例えばポケットにスマホを入れていても、同じ空間にスマホが存在しているだけでスマホに意識が向いてしまうという研究結果に基づいています。

 

・塾にいく


前項の「ジムなどへの加入は習慣化に有意な影響を及ぼす」でも説明しましたが、まずは集中する対象以外の要素を排除した環境(勉強の場合は勉強に適した環境)に身を置くことが重要です。


特にこれまで慣れないことを習慣化するためには、その場所に行くという、一つハードルを下げた行為を習慣化させる必要があります。


ESCAでは自習をカリキュラムに組み込んでおり、必ず曜日と日時を指定して自習をさせます。これにより、塾に来て勉強するルーティンを構築し、その習慣を定着させていきます。


 

・少なくとも半年以上は続ける


先ほど、期間が長くなるほど習慣が定着するという話をしましたが、勉強においてもこれは効果的です。科学的にも根拠のある習慣化手法ですが、感覚的にも、半年続けたものを辞めるということには、少なからず抵抗感が生まれるということが分かるかと思います。


これは同時に、正しくない勉強法を半年以上続けてしまうと、その勉強法が定着してしまうということも示唆しています。


成績が伸びない、訳もわからずがむしゃらに勉強しているという人は、一刻も早く間違った習慣を矯正し、正しい手法で半年間は続けましょう。


 

・続けることよりも「続けられるタスクを作ること」に力を入れる


上記でも述べましたが、がむしゃらに勉強をしていると、いつか息切れします。ほとんどの人は、成績を上げないといけないプレッシャーから、大量の課題を続けよう、続けようと努力します。


しかし、これでは効果的な習慣化は難しいばかりか、最悪勉強が作業化してしまいます。重要なのは「続けられるタスクを考えること」です。


続けられるタスクで勉強を習慣化した後、タスクの重みを上げていくことで量も質も向上させることができます。


 

 

4.まとめ


この勉強の習慣化はあくまでも「勉強初心者」「勉強が続かない」など、なかなか勉強に向き合えない生徒のためのものです。


すでに勉強に身が入っている生徒に関しては参考になりません。むしろ、習慣化というのは諸刃の剣で、マインドレスになってしまう(なんとなく、意識なく、作業的にやってしまう)危険性を孕んでいます


また、いうまでもなくこれらの手法は読めば身につくのではなく、第3者のフィードバックのもと、文字通り「体得」していくことで効率的に身につけることができます。


体得したら単に作業として勉強するのではなく、意識的に勉強をするという次のステップに進みましょう。


この他に勉強を習慣化させる具体的な手法はいくつかありますが、本稿ではこの辺りで留めておきたいと思います。


上記のような習慣化は理解はしていても自身では定期的にチェックすることが困難です。自分の勉強法を客観的にチェックしてもらいたい!もっと勉強法を知りたい!体験したい!という方はお問い合わせからお気軽にご連絡ください。


お問い合わせはこちらから。
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