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【志望者必見】跡見学園中学校の入試問題の傾向と受験対策
茗荷谷の個別指導塾ESCAです。
本稿では東京都文京区にある跡見学園中学校の入試問題分析とその受験対策を紹介したいと思います。
跡見学園中学の受験を考えている方はぜひご一読ください!
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学校概要
跡見学園中学校・高等学校は、東京都文京区(最寄り駅:茗荷谷駅)にある中高一貫の女子校です。
また、跡見学園女子大学が併設されていることでも有名で、毎年一定数の内部進学があります。
伝統ある学校なので、高校からの指定校推薦も充実しており、人気のある学校でもあります。
80偏差値(合格80%ライン)が40〜50以下というと、少し低い気もしますが、早慶、上智、ICU、理科大、GMARCHなどにも多数の合格者を輩出しています。
受験概要(2022年時点)
受験科目と試験日程
<一般入試>
第1回、第2回の一般入試が実施され、2科目(国算)または4科目(国算社理)です。
合格最低点は2科目、4科目それぞれで設定されています。
第1回の倍率は例年2倍程度、第2回の倍率は2.5~3倍程度です。
<特待入試>
特待入試は第1回から第4回まで実施されます。
第1回は2科目(国算)、第2回も2科目(国算)ですが、第2回は国語重視型の入試です。
第3回は少し特殊で、思考力入試型(漢字、計算、思考力を問う問題)と、英語コミュニケーションスキル入試(漢字、計算、英語筆記、英語面接)が存在します。
受験対策
それでは、各科目ごとに出題傾向とその対策を書いていきます。
※主に一般受験に焦点を当てます
<算数>
跡見学園中学では他の中学と同様、大問1では計算が出題されます。分数、割合、単位変換などその種類も豊富です。
難問計算とはまではいきませんが、それなりの入試レベルの計算問題が出題されるので、油断は禁物です。
大問2は小問集合です。数の性質、割合、植木算、過不足算、図形などなど、基本的な中学受験算数の問題が詰め込まれています。
大問3と大問4は小問が2〜3問程度の応用問題ですが、難易度的にそこまでの難問はありません。
ただし、大問1、2と比べると、難易度の差が大きいので、時間内に解くことを考えると問題の取捨選択、取り組む順番などが重要になってきます。
問題構成を見るに、大問1、大問2が全問正解であれば、半分は取れると予想されます。
確実にこれらを取った上で、応用問題に手をつけるのがおすすめです。下手に全問解こうとするよりも、多少応用問題が解けなくても計算問題の見直しは必須です。
<国語>
跡見学園中学の国語は算数のレベルと比較すると、若干レベルが高いと感じられます。
小説・物語文と説明文・論説文が毎年出題されています。
跡見学園中学の国語は大問1、2が読解問題、大問3が知識問題となっており、読解問題もなかなか文章量が多いのが特徴です。
読解に関しても、選択問題も多いのですが、選択肢自体の文章量が多いこともあります。
50分という限られたテスト時間の中で合格点を取るためには、効率的な問題選択が重要です。
まずは大問3の知識分野から取り掛かり、時間切れで基本問題を落としてしまう、といったことがないようにするのがおすすめです。
<社会>
跡見学園中学の社会は出題範囲が幅広いですが、レベルは非常に基礎的なものです。
穴埋めや記号問題がほとんどなので、このあたりを確実に取った上で、記述問題で追加点を狙う、という手法が効率的です。
地理範囲では基本的な受験知識に加え、時事的な問題が出題されていますので、子供新聞などで時事問題の知識をつけておく必要があります。
歴史範囲は幅広い出題ですが、有名問題ばかりです。ただし、回答は漢字指定がある場合があるので、読むだけではなく、漢字で書けるかどうかを確認しておく必要があります。
政経範囲では、社会問題に関する記述問題が出題されます。社会問題に対する自信の考えがはっきり言えるように普段から意識しておきましょう。
<理科>
跡見学園中学の理科は、各分野からバランスよく、普段の生活で見られる現象を題材にした問題が出題されます。
また、理科でもたまに時事問題が出題さることがあります。社会同様、時事ネタの情報収集も怠らないようにしましょう。
生物範囲は知識系、化学範囲は実験考察系、物理範囲は計算系の問題が多く出題されます。
地学範囲は天気の変化、惑星、地層、星座の動きなどまんべんなく出題されています。
<総合所見>
合格ラインは2科目受験で8割弱、4科目受験で7割弱、といったところでしょう。
全体的に範囲は広めですが、問われていることは基礎的なものがほとんどです。
下手に応用問題を解くような演習を行うのではなく、取れる問題を確実に取っていく練習を行いましょう。
学習塾ESCAの対策
学習塾ESCAでは、跡見中学校の受験対策も行なっています。
以下のような対策でみなさんの合格をサポートします!
<算数>
受験勉強を始めると、難問に挑もうとしがちです。
しかし、跡見学園中学は基本的な中学受験レベルの算数までしか出題されません。
もちろん、中には難しい問題もありますが、合否を分ける問題にはなり得ないでしょう。
まずは基本的な受験基礎計算、受験基礎解法(〇〇算など)を授業で学習します。
また、過去単元が苦手な場合、取りこぼしがある場合は授業でフォローしていきます。
基礎を先行して学んだところで、授業では過去問演習を含む類似問題演習を行い、自習カリキュラムでドリルを用いた計算、解法の定着を行います。
基礎となる計算系の学習を済ませた上で、出題頻度の高い図形問題の演習を行います。
<国語>
跡見学園中学の国語は幅広い力が求められる入試問題です。
文章量も多く、読む力がないと時間内に問題を解くことは難しいでしょう。
読書や、新聞のコラムなどを読むといった習慣をつけさせるとともに、自習カリキュラムのドリル課題で知識を定着させます。
また、ことわざ、接続詞をはじめとする文法、語句などに関しても、授業でしっかりと指導した上で、テキスト演習を行います。
表現力や文中挿入問題など少しレベルの高い問題に関しては、授業で書き方のコツを指導した上で、過去問・類似問題演習でそれらを使いこなせるようにしていきます。
<社会>
まずは自習カリキュラムの課題で知識の定着を図ります。
問題集は何冊もこなすよりも一冊を完全に定着させた方が知識取得の効率が良いので、テキストを周回して練習します。
範囲は広いですが、オーソドックスな問題ばかりなので、基礎をじっくり定着させることに集中します。
確実に得点が取れるようになってから、記述問題の解法を指導した上で過去問演習を行います。
<理科>
こちらも社会同様、自習カリキュラムの課題で知識系の定着を図ります。
理科で躓きやすいのは実験考察系、物理範囲の計算系、そして地学の星の動きの部分だと思います。
実験系、計算系はテキストの問題を中心に、表やグラフをもとに計算させる練習を積極的に行なっていきます。
地学範囲は分かってしまえばパターンは同じなので、惑星の動きを中心に授業で解法を指導した上で、過去問/類似問題演習により定着を図ります。
まとめ
跡見学園中学の入試問題は応用問題ばかりに手を出していると足元をすくわれます。
基本問題は簡単がゆえに定着する前に次の課題に取り組んでしまう人が多いのですが、焦りは禁物です。
しっかり地に足をつけ、余裕を持った受験対策を行いましょう。
学習塾ESCAでは上記の通り、跡見女子学園中学校の入試対策も行なっておりますので、受験を考えている方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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