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【志望者必見】跡見学園中学校の入試問題の傾向と受験対策(特待入試)



 

茗荷谷の個別指導塾ESCAです。


本稿では東京都文京区にある跡見学園中学校の思考力入試、英語コミュニケーションスキル入試に焦点を当て、問題分析とその受験対策、そしてどのような人がこの入試に向いているかを紹介したいと思います。


「特待入試」と聞くと、普通の人には関係のない、ハードルが高い入試だと思いがちですがそんなことはありません。


むしろ、人によっては特待入試の方が合格可能性が高い場合もあります。


思考力入試や英語コミュニケーションスキル入試での受験を考えている方はぜひご一読ください!


 

跡見中学校の一般的な受験対策についてはこちら


※学校概要や一般受験概要については上記をご参照ください。


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跡見学園中学の思考力入試とは


<概要>


試験科目と配点:思考力(150点)、漢字力・計算力(50点)


※思考力のテストは50分、漢字力・計算力のテストは30分です。


 

漢字力、計算力の試験は通常の入試レベルのものが出題されます。中学受験ではオーソドックスな問題ですが、確実に得点できるようにしましょう。


思考力の問題は小学生にとっては非常にレベルが高い問題です。


都立中高一貫校で出題されるような適性検査のようなものを想像されるかもしれませんが、全く違うものであるという認識をしておいてください。


教科横断的なテストというよりも、問題文の意図を汲み取る、資料を正確に読み取る、論理立てて自分の主張を行う、主張を適切な文章にまとめる、という力が必要になってきます。


自分の主張を明確にし、その主張をデータを用いて裏付けていかなければなりません。


しかも、自分の主張を裏付けるエビデンスは、国語の問題のように文章中に書かれているというものではなく、抽象的な数値を整理し、関係性を紐解き、さらに自分の主張を裏付けるように再構築していく必要があります。


大問1では動画を視聴してから、その動画と問題文に基づいて回答するという特殊な形式の問題も出題されています。


これが意外と曲者で、短期記憶と制限時間内で要点をメモにとってまとめる、という能力も必要になってきます。


通常の受験勉強のみでは対抗するのが難しい試験ですが、対策している/していないの差がはっきりと出るテストですので、しっかりと専用の対策を行えば上位の成績の生徒とも戦えるようになる試験です。


 

 

跡見学園中学の英語コミュニケーションスキル入試とは


<概要>


試験科目と配点:漢字力・計算力(50点)、英語筆記(50点)、英語面接(100点)


※漢字力・計算力のテストは30分、英語筆記のテストは20分、英語面接は7分程度です。


 

英語コミュニケーションスキル入試はその名の通り、漢字と計算に加えて英語筆記、英語面接のある入試形態です。


英語形式のテストはまだまだ珍しく、帰国子女などが受験するイメージですが、私立のインターコースの英語の受験問題に比べれば全く難しくはありません。


英検で言うと、私立のインターナショナルスクールは合格のために準1級程度の実力が必要(募集要項には2級以上と書いてありますが)ですが、跡見学園中学の英語コミュニケーションスキル入試は3級程度の実力があれば十分に戦えるレベルです。


筆記テストはリスニング、適語選択、会話文空所補充、短文読み取りで計20分で、英検の問題構成によく似ています。


英語面接については、跡見学園中学の英語の先生、生徒へのインタビューがありますので、こちらをご参照下さい。
※面接サンプル動画もあります


全体的に優しいコミュニケーションです。優しいというのは英語レベル的な意味以外にも、非常に生徒に寄り添った面接であるということです。


面接というと堅苦しいイメージもあるかもしれませんが、生徒がリラックスして本来の力が出せるような雰囲気作りがなされている印象です。


カードを見て回答するという英検の二次試験のような受け答えもありますが、生徒を黒板の位置に誘導するといった行動を促すような場面があるところに「コミュニケーションとしての英語能力を判断している」というところが見て取れます。


 

 

どんな人が向いている?


跡見学園中学の一般入試と特待入試は併願が可能です。また、特待入試の場合は年間授業料の半額が免除されます(進級時に再審査あり)。


最大で6回受験することが可能ですので、どうしても跡見学園中学に入学したい!という人はこの特待入試も受けることになります。


ただし、特待入試には思考力入試や英語コミュニケーションスキル入試ではなく、算数国語の2科目受験や、理科社会を含めた4科目受験もあります。


では、どのような人が思考力入試や英語コミュニケーションスキル入試に向いているのでしょうか。


 

<思考力入試>


適性検査ともタイプの異なる問題で、このような入試形態をとる中学校も珍しく、思考力入試一本に焦点を当てて勉強するのは少しリスクが高いと言えます。


算数国語範囲からは計算、漢字しか出題されないものの、配点の大きい思考力の問題はかなり難易度が高いです。


テストのレベル自体が高くても、入試は相対評価なので周りができていなければ受かることもあるのでは?と思われるかもしれません。


しかし、跡見学園中学の過去の合格実績を見ると、特待生入試の合格者人数は一般入試の合格者の数と関係性があります。


よって、一定レベル以上の点数が取れないと合格は難しいでしょう。


ただし、見方によってはこのようなテストに慣れていない(一般的な受験勉強しかしていない)層も多いことは事実です。


また、算数国語は計算漢字のみなので、大きく得点の差は生まれないでしょう。


ですので適切な対策を行えば、通常の中学受験では勝てない層にも十分逆転することが可能です。


よってこの思考力入試をオススメするのは以下のような人たちです。


 

・跡見学園中学が本命校かつ実力相応校であるが、算数や国語の応用問題が苦手


・跡見学園がチャレンジ校(通常科目では合格圏外の実力)で他に実力相応校や滑り止め校を受験する


※単純に特待制度を利用するためであれば、通常科目の特待を受けるという選択肢もあります。


 

<英語コミュニケーションスキル入試>


基本の算数国語に関しては思考力入試と同じで、計算問題と漢字問題のみです。


肝心の英語筆記、英語面接も英検3級レベルなので、私立一貫校のインターナショナルコースなどに比べると非常に優しいレベルになっています。


また、思考力入試の問題レベルに比べると、非常に対策がしやすいテストでもあります。


こちらも、思考力入試と同様に一般入試合格者との兼ね合いもあるので、それなりの得点を取る必要があるでしょう。


さらに、英語コミュニケーションスキル入試はそのテストのレベルから、得点が取りやすい試験でもあります。


※思考力テスト入試の最高得点が英語コミュニケーションスキル入試の合格最低点よりも低い年もあります。


よって、思考力入試とは異なり、しっかり実力に応じた結果が出る(逆転が少ない)入試とも言えるでしょう。


よってこの思考力入試をオススメするのは以下のような人たちです。


 

・跡見学園中学が本命校かつ実力相応校であるが通常科目が苦手で英検3級レベルの実力がある


・インターナショナルコースに在籍していたことがある


・海外からの帰国生で中学入試のための対策があまりできていないor対策の時間が限られている


 

 

学習塾ESCAでの跡見学園中学特待入試の対策


学習塾ESCAでは、跡見中学校の受験対策も行なっています。


以下のような対策でみなさんの合格をサポートします!


 

<思考力入試>


まずは必ず得点しなければならない計算と漢字の単元の力を確認します。


特に思考力入試は、思考力試験での高得点が取りにくいので、ここは確実にとれるまで繰り返し練習します。


またこれは予測ですが、いくら思考力の問題で高得点を取ったとしても、計算、漢字が全くできていないと合格はできないでしょう。


思考力の問題は、以下のような能力が必要です。


①資料を正しく読むこと


②資料同士の関連性を把握すること


③自分の主張のエビデンスとなるように資料を整理すること


④自分の主張をエビデンスと共に表現すること


この中で一番難しいのは④だと思われるかもしれませんが、実はこれに関しては①〜③がしっかりとできていれば、型にはめて「減点されない書き方」を短期間で学ぶことが可能です。


授業においては、例を用いてしっかりとデータの読み方、関連性の把握方法、エビデンスとしての整理の仕方を学び、過去問や類似問題で練習を行います。


 

<英語コミュニケーションスキル入試>


各個人の英語力、受験算数、受験国語力に合わせ、それぞれを合格レベルまで対策していきます。


こちらも思考力入試と同様に、まずは計算と漢字の単元の力をチェックします。


先ほども書いた通り、英語コミュニケーションスキル入試は差がつきにくいテストです。


計算と漢字を落としてしまうと、筆記、面接で挽回することが非常に難しくなります。


まずは計算と漢字が合格レベルに達しているかどうかを判断し、対策を行います。


英語筆記に関しては、それぞれのレベルに合った級の英検問題集を用いて3級以上のレベルになるように指導します。


幼児期に英語に触れていた場合、英語筆記に必要な単語数に達していない可能性もあります。


必要に応じて英単語の課題を与え、英語筆記が解けるレベルの単語数まで引き上げます。


また、英語コミュニケーションスキル入試は面接の配点が非常に大きいです。


英検二次試験系の面接対策に加え、英検にはない志望理由や入学してからの目標など、入試特有の質問に回答できるように対策を行います。


 

 

まとめ


跡見学園中学の思考力入試、英語コミュニケーション入試は、いわゆる通常の中学受験問題とは性質が異なるため、全ての人に適した入試というわけではありません。


しかし、志望校や勉強法など戦略を立てて望めば、この入試は非常に有効に活用できます。


よく「文章を書くのは得意」、「自己表現は得意」という生徒がいますが、実はそのような生徒ほど受験に必要な文章ではなく、自己流の文章を書いてしまうのでかえって危険なのです。


受験には型やコツがあります。自己流の対策ではなく、合格するための対策を効率よく行うためにも、お気軽に我々にご相談ください。


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