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【志望者必見】京華女子中学校の入試問題の傾向と受験対策
茗荷谷の個別指導塾ESCAです。
本稿では京華女子中学校の入試問題分析と学習塾ESCAでの受験対策を紹介したいと思います。
京華女子中学校の受験を考えている方はぜひご一読ください!
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学校概要
京華女子中学・高等学校は、東京都文京区にある中高一貫の女子校です。
120年以上の歴史を持つ伝統校で、津田塾、東京女子、日本女子、学習院女子など名門大学の指定校推薦を持っています。
また、放課後講習や英語4技能教育にも力を入れており、令和5年度は早慶上理11名、GMARCH14名の合格者を輩出し、近年実績を上げています。
合格の目安としては、首都圏模試センター統一合判で単願が42、併願が44とそこまでの難関校ではありませんが、近年の実績を見ると受ける価値のあるおすすめの学校です。
京華女子中学受験概要(2022年時点)
受験科目と試験日程
<2科・4科入試>
2月1日から2月4日の入試日程のうち、最大6回受験することが可能です。
国語、算数の2科受験と国語、算数、理科、社会の4科入試のどちらも選べるスタンダードな入試形態です。
<2科得意科目重視型入試>
2月3日の午後に第3回目の入試として行われます。
通常の2科入試は国語100点、算数100点の計200点満点で採点されますが、2科得意科目重視型入試では国語、算数で高得点を取った方の科目の点数を2倍して、計300点満点で採点される入試形態です。
<適性検査型入試>
公立中高一貫校の適性検査に準じた内容のテストで入試を行う形態です。
公立中高一貫校と同じく適性検査Ⅰ~Ⅲがありますが、適性検査Ⅰ、Ⅱまたは適性検査Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのどちらかを選択する形になります。
適性検査Ⅰは国語の長文記述問題、適性検査Ⅱは算数、社会、理科の総合的な問題、適性検査Ⅲは算数的思考力の問題が出題されるので、理数系が得意な人は前者、苦手な人は後者の形態を受験すると良いでしょう。
<英検利用ベスト2入試>
英検の取得級を点数化して利用できる入試形態です。
英検の資格点はそれぞれ以下の通りです。
5級・・・55点
4級・・・65点
3級・・・75点
準2級・・・85点
2級・・・95点
ちなみに、京華女子では入試問題セミナーというのを11月に行なっており、新作問題で入試を体験できるだけではなく、採点・解説まで行ってくれます。
また、面接のアドバイスなどもしてくれるので、京華女子を志望している方はぜひ参加してください。
京華女子中学受験問題分析
それでは、各科目ごとに出題傾向とその対策を書いていきます。
※主に一般受験に焦点を当てます。適性検査などに関して知りたい方はご連絡ください。
<算数>
京華女子では他の中学と同様、大問1では計算問題が出題されます。
レベルとしてはそこまで高くない問題ばかりなので、いかにここを落とさないか、ということが勝負の分かれ目になります。
大問2は小問集合です。さまざまな範囲の問題が出題されていますが、全て基本的な中学受験の解法を問う問題です。
大問3から大問5は応用問題が出題されますが、大問3に関してはそこまで難しい問題ではありません。
大問4、5が比較的難しい応用問題になっていますが、誘導がありますのでしっかりと問題作成者の意図を汲み取ることが重要です。
大問1〜2を確実に取り、できれば大問3までをしっかり解き、大問4、5の小問が取れれば合格がグッと近づきます。
<国語>
京華女子では出題される文章の種類はほとんど決まっており、説明文または論説文です。
大問1は漢字などの知識問題、大問2は長めの文章と、それに関する問題が10数問出題される形式で、文章自体は一つだけです。
長文は1問だけか、と思われるかもしれませんが、長い文章問題では設問にたどり着いた時には問題文の内容を忘れている、ということがよく起こります。
また、文章の並び替え問題などが毎年出題されており、長い文章を論理的に理解する力が試されるテストです。
長文は特徴的な分対策はしやすく、ここで高得点を取ることも大切ですが、大問1の漢字知識問題をいかに取りこぼさないかが合否の明暗を分けます。
<社会>
京華女子の入試では、社会理科は合わせて50分/50点です。理科で時間を使うことを考慮すると、社会ではなるべく時間を節約したいところです。
解答形式は記号選択と適語記入が中心ですが、短文記述も出題されます。
出題は地理、歴史、政治の各分野の総合問題が1問ずつと、複数分野総合として出題される問題形式の2通りがあります。
地理は他の中学同様幅広い分野からの出題がありますが、環境問題を題材とした出題(ゴミ、資源、公害問題)も見られます。
歴史は近現代からの出題も多く、京華女子の歴史や紙幣と硬貨の歴史、オリンピックの歴史、特定の人物についての穴埋め問題などが特徴的な出題です。
政治は日本国憲法や三権、経済、福祉、国際政治などが主に出題されています。
<理科>
京華女子の理科は、各分野から毎年偏りなく出題されています。
基本的な知識で解ける問題がほとんどなので、時間的には余裕があると思います。
ただ、先ほど社会の項目でも述べたとおり、今後結果を図で示す問題や、記述問題、計算問題などの出題率が増えていくことも予想されるので、なるべく理科に時間を確保したいところです。
とくにエネルギーの分野などで計算問題が出題されているので、今後の傾向を注視する必要がある科目です。
京華女子中学学習塾ESCAの対策
学習塾ESCAでは、京華女子中学校の受験対策も行なっています。
以下のような対策でみなさんの合格をサポートします!
<算数>
計算問題と小問集合だけで問題数だけでいうと半分以上になります。
ここを確実に抑えるために、まずは計算をはじめとする基礎問題を解く力を上げていきます。
特に計算問題は「できているつもり」である生徒が多いので、テストで使えるレベルになるまで徹底的に課題演習を行います。
数の性質や割合と比、速さの問題、特殊算などは基本的な解法パターンばかりです。
授業の中で基礎解法と類題をこなし、どんなパターンでも対応できるようにしていきます。
また、京華女子は図形分野からの出題が多いので、角度や面積、体積の基本問題を幅広く演習して、割合や比を使って可能な限り早く解けるようにします。
<国語>
京華女子の国語は、大問1の漢字知識問題は確実に取っていくとして、1つしかない長文読解をいかに丁寧にこなすかが鍵を握ります。
ドリルや問題集でしっかり基礎知識を定着させるための課題を出していきます。
日々の漢字演習はもちろんですが、読解力を上げるために様々なジャンルの本を読ませ、文章を記憶するための短期記憶力を向上させます。
また、ただ作業的に読み進めるだけでは読む速度などは向上するかもしれませんが、国語の得点力には結びつきにくいです。
指示語の内容、段落構成、接続後などを意識しながら読むようにしましょう。
特に京華女子では国語の問題の中に段落補充、段落並び替えの問題が出題されるので、段落と文章の構成に関してはしっかりと確認しながら読み進めていくことが肝心です。
ESCAでは、まず授業で日々の読書の手法を定着させ、読書課題をこなせるように対策していきます。
<社会>
社会もまずは基礎固めが重要です。基本的な問題が多いので、教科書に加えて標準的なテキスト、問題集を用いて課題演習を行います。
また、出題が広範囲に渡っているので、どちらかというと広く浅く、不得意分野を作らないような指導を行います。
問題集を解いて、自分の弱点分野が見つかったらすぐに教科書に立ち返り、復習を行うようにします。
なお、政治分野において時事問題が出題される可能性もありますので、中学受験用の時事問題集には一通り目を通すように指示します。
<理科>
こちらも社会同様、内容は基礎的なものがほとんどです。内容は基礎的ですが、かといって油断は禁物です。
基礎的な内容ほど「分かっているつもり」「覚えているつもり」が起こりやすいので、しっかりと問題を繰り返し解くことで定着させます。
また、環境問題や科学的なニュースに関する出題が見られるので、日頃から注意を払い、スクラップ、ブックマークしておきましょう。
そうすることで入試前に一通り時事ニュースをおさらいすることができます。
まとめ
京華女子の入試は基本問題が中心ですが、油断は大敵です。繰り返しになりますが、基本問題が多い中学校の入試で一番怖いのは「分かったつもり」「覚えたつもり」です。
受験には不安がつきものですが、その不安を埋めるために多くの問題集や難問に手を出しては効率的な学習はできません。
多くの問題集に手を出す、難しい問題に取り組むよりも、できることを確実に増やしていきましょう。
学習塾ESCAでは上記のような対策を元に、皆さんの中学受験を応援しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
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