Blog 入試情報
【志望者必見】東京工業大学附属科学技術高校の高校入試問題の傾向と受験対策
茗荷谷の個別指導塾ESCAです。本稿では東京工業大学附属科学技術高校の高校入試問題の傾向とその受験対策について書いていこうと思います。
東京工業大学附属科学技術高校の高校受験を考えている方はぜひご一読ください。
学習塾ESCAへのお問い合わせはこちら
学習塾ESCAのオンライン授業に関する詳細はこちら
学習塾ESCAから東京工業大学附属科学技術高校に合格した生徒の合格体験記はこちら
学習塾ESCAから合格した生徒の東京工業大学附属科学技術高校レビューはこちら
東京工業大学附属科学技術高校とは
東京工業大学附属科学技術高校は明治19年に工業技術者の養成を目的として設立されました。
その後さまざまな変遷を経て、昭和26年に東京工業大学附属科学技術高校になりました。
平成17年には東京工業大学附属科学技術高校に校名を変更し、1学科5分野に改編されました。
東京工業大学の附属高校として有名ですが、内部進学の枠は実はそれほど多くありません。
進路実績としては、東大や旧帝大はもちろん、早慶上智、理科大やGMARCHへもコンスタントに合格者を輩出しています。
高校偏差値は70を超えているので、進学校というイメージも持たれがちですが、もともと技術者を排出する学校なので、大学受験に特化した授業というよりは専門的な理系分野の授業が多いです。
定期試験のレベルも高いので、東工大への内部進学を考えている人は相当な対策が必要です。
東京工業大学附属科学技術高校の入試概要
本稿では一般入試についてスポットを当てていきたいと思います。
※推薦入試について知りたい方は「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。
<募集人員>
各分野40名×5分野 計200名
(推薦は各分野定員40名の30%以内)
<試験科目>
推薦:小テスト(数学、理科)、面接
一般:国語、数学、英語
<合格点>
6割強と予想されますが、点数上位からの合格となるため倍率によって合格点は変化します。目標点数を6.5割〜7割に設定すると良いでしょう。
<倍率>
直近(2020〜2022)の倍率を見てみると、推薦は1.0〜3倍弱、一般は1.3〜2.0倍とそこまで倍率が高いわけではありません。
将来理系の仕事に就きたい、という人には穴場の学校といえます。
東京工業大学附属科学技術高校の受験問題分析
<英語>
近年は大問数は5〜7問でそのうち2〜3問が長文問題です。リスニングは出題されません。
長文問題は説明文と物語文が両方出題され、設問は文脈や内容理解を問うものが中心です。
長文に関しては適語補充、指示語の内容、真偽問題が出題されるほか、英作文は整序問題、完全記述式のテーマ作文または条件作文が必ず出題されます。
問題は記述式解答なので、英文を「なんとなく」で読み取ったり、表現したりすると減点の可能性があるので注意が必要です。
これだけみると他の学校と変わりはなさそうに思えますが、年によっては英語での計算問題や、共通単語挿入など少し面食らう問題が出題されます。
英文のレベル自体は英検準2級程度のレベルで、通常レベルの学校の授業のみでは読解は厳しいでしょう。
<数学>
大問6題の出題です。記述式の試験なので、途中式や証明などはあやふやな回答をすると減点対象になります。
大問1は他の学校と同様、計算問題を含む小問集合問題です。
この小問集合は計算も含め東京工業大学附属科学技術高校の理系レベルからすると比較的得点しやすいと思います。
大問2から大問6は年によって内容は異なりますが、おおよそ第2問〜大問3が方程式や数の性質に関する問題、大問4〜大問6に関数、平面図形、空間図形が散りばめられている感じです。
このうち、整数問題や方程式、図形分野に関しては、さすが理系専門の高校だな、という「いやらしさ」を感じる問題です。
大問1はもちろんですが、関数や基本解法で解ける方程式の問題でいかに得点できるかがポイントです。
<国語>
これまでここ最近論説文+小説という流れが続いていましたが、2022年には国語の知識問題と古文+説明文というイレギュラーな出題がありました。
出題形式は英語、数学と同じく記述型で、内容理解の設問、100字程度の記述回答が出題されることが多いです。しっかりと文章を記述する力が必要になります。
課題文は内容自体はそこまで難しいものではありませんが、分量がやや多いので、タイムマネジメントが重要です。
東京工業大学附属科学技術高校合格のためのESCAの対策
<英語>
英検準2級レベルの英文だと、公立中学校で学ぶ英単語だけでは不十分なので、まずは難関高校向けの英単語帳を用いて語彙力を高めていきます。
英語での計算問題など少し特殊な問題が出題され、長文も理系のコンテンツが多めに出題されるので、通常の対策に加え、少しだけ理系に寄った文章や単語を学習します。
ただし、英語の基本がわかっていればそれほど苦労はしないので、理系英語に傾倒するわけではなく、あくまで基本的な問題を授業で扱い演習を行います。
特に長文読解は慣れが必要なので、授業や課題で量をこなしていきましょう。
<数学>
途中式や証明などはあやふやな回答をすると減点対象になります。
これまで入試を受けたことがない生徒は「答えが合っていればいい」という考え方を持ちがちなので、授業内で記述回答の意識を徹底させます。
まずは大問1の小問集合、典型解法で解ける方程式問題、そして関数を得点源にするために集中的に指導します。
特にこの辺りは基本解法を授業内で学び、課題演習で定着させることで確実な得点源になるので、しっかりと土台作りを行います。
上記の範囲が安定して得点できるようになってきた段階で、平面図形、空間図形、数の性質の底上げをしていきます。
<国語>
長めの文章が出題されるため、長い長文の問題に慣れさせる必要があります。
長めの文章に慣れていない人がただ文章を読むと、その後の設問に辿り着く頃には内容を忘れてしまっています。
そこで、重要箇所をマークする、図解する、といった長文の読み方の基本を授業で指導し、問題演習によって定着させます。
また、近年古文の出題も見られますので、古文単語、文法も授業や課題に組み込み、得点源を広く取っていきます。
<総合所見>
基本的なレベルは偏差値帯に相応しい程度なのですが、たまに理系学校ならではの出題があります。
計算の値なども理系ならではの意地悪なものも多いですが、このような特殊な問題に焦点を当てて対策をするのは、他の志望校(滑り止めなど)の対策もあるので効率的とは言えません。
このような応用問題を解くためには基礎力の定着が必要不可欠です。数多くの応用問題に手を出すのではなく、基礎解法の定着に重点を置いた受験対策を行います。
まとめ
東京工業大学附属科学技術高校は国立の大学なので学費も安く、偏差値も高いので理系学生にとっては人気の高い高校になっています。
しかし、他の上位校とは毛色の異なる問題も多く、学校だけで受験対策を行うのは不安に思っている方もいらっしゃると思います。
学習塾ESCAでは東京工業大学附属科学技術高校合格のノウハウもありますので、受験を考えている方はぜひお気軽にご相談ください。
私たちが独自のノウハウで高校受験をサポートします!
学習塾ESCAへのお問い合わせはこちら
学習塾ESCAのオンライン授業に関する詳細はこちら
学習塾ESCAから東京工業大学附属科学技術高校に合格した生徒の合格体験記はこちら
学習塾ESCAから合格した生徒の東京工業大学附属科学技術高校レビューはこちら
シェアする