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【総合型選抜】文部科学省が整理した「探究」の考え方|大学入試で本当に問われる力を解説


茗荷谷の個別指導塾ESCAです。


2025年12月に、文部科学省から総合的な学習・探究の時間に関する目標・内容の構造化等について(前提となる諸論点の整理)という資料が公開されました。


この資料は、探究」をめぐる考え方が現場でバラバラになっている状況を整理し、次期学習指導要領や今後の教育政策を議論するための“共通土台”をつくることを目的として作成されたものです。


つまりこれは、これからの日本の高校教育をどう設計するか」を決めるための“論点整理メモ”だと捉えると分かりやすいです。


本校ではこの資料の内容を交えて、総合型選抜を目指す方向けに、探求とはどのようなことを行えば良いか、ということを解説していこうと思います。



はじめに


総合型選抜(旧AO入試)を目指す生徒や保護者の方から、


「探究活動って、結局何をやれば評価されるのですか?」


「学校の探究と入試で求められる探究は同じなのですか?」


という質問を多くいただきます。


実はこの疑問に対して、非常に重要なヒントとなる資料が、文部科学省から2025年12月に公開されました。
それが、総合的な学習・探究の時間に関する目標・内容の構造化等について(前提となる諸論点の整理)という資料です。


本記事では、この文書の内容をもとに、大学が総合型選抜で本当に見ようとしている力とは何かを、学習塾ESCAの視点から分かりやすく解説します。



文科省資料の位置づけ|これは「入試のヒント」になる文書です


まず重要なのは、この文書が単なる理論整理ではないという点です。


この資料は、




  • 今後の学習指導要領改訂

  • 高校での「探究」の質の向上

  • 教科横断的な学びの整理


を見据えた前提資料です。つまり、数年後の高校教育・大学入試の評価軸を方向づける考え方のヒントになると考えてよいと思います。


総合型選抜を目指す場合、今、何が評価されているか」だけでなく、「これから何が評価されるかを意識することが非常に重要です。



「探究」とは何か?|文科省が整理した新しい定義


この資料で特に重要なのが、「探究」という言葉の再定義です。


文科省は、従来の「課題解決の学習」「調べてまとめる活動」といった曖昧な理解では不十分であると明確に指摘しています。


そして、探究を次のような活動として整理しています。


探究とは、
実社会・実生活との関わりの中で、自己の興味・関心や問題意識に基づいて問いを立て、
必要に応じて教科の知識や方法を活用しながら試行錯誤を行い、
新たな価値や理解を生み出していく一連のプロセス


ここで重要なのは、正解を出すこと、立派な成果物を作ることではなく、「問い → 試行錯誤 → 価値の創出」という思考の流れそのものが重視されている点です。



総合型選抜で評価される「探究」とは?


文科省資料は、「探究」と「探究的な学び」を明確に区別しています。



大きな違いは「裁量」です


資料では、学習活動を




  • 課題を誰が決めるか

  • 方法を誰が決めるか

  • 成果をどうするか


という観点で整理しています。


その中で、課題・方法・成果のすべてを学習者自身が決めるものを、明確に「探究」と位置づけています。


これは、総合型選抜と非常に相性が良い考え方です。なぜなら、大学が総合型選抜で見たいのは、「指示通りに動ける生徒」ではなく、「自分で考え、選択し、責任を持てる生徒」(主体性を持った生徒)だからです。



「良い探究」とは何か?|文科省が示した3つの評価軸


文科省資料では、「探究の質」を次の3つの視点で整理しています。



① 課題(問い)の質



  • その問いは、本人にとって意味があるか

  • 社会や他者との接点を持っているか


「なぜそれをやるのか」を語れるかどうかが問われます。



② 探究プロセスの質



  • 試行錯誤しているか

  • 他者の意見や専門知識を取り入れているか

  • 状況に応じて計画を修正しているか


一直線の成功体験より、考え続けた過程が重要です。



③ 成果の質



  • 自分の考えはどのように変化したか

  • 社会にどんな価値を提供できたか


→成果物そのものより、得た理解や視点の変化が評価対象です。



総合型選抜志望者に知っておいてほしい重要なこと


この文科省資料から、保護者の方にぜひ知っていただきたいことがあります。


それは、「すごい実績」や「派手な活動」=評価が高い、ではないという点です。


大学が見ているのは、




  • どんな経験をしたか

  • どれだけ考え、言語化できているか


という思考の深さです。


我々ができるサポートは、答えを教えることや活動を代行することではなく、


「なぜそれに興味を持ったの?」


「途中で何に悩んだの?」


と問い返してあげることです。



学習塾ESCAが大切にしている探究指導


学習塾ESCAでは、探究テーマを「与える」指導や形だけ整えた探究発表は行っていません。


私たちが重視しているのは、以下の通りです。




  • 興味・違和感の言語化

  • 問いの構造化

  • 大学・学問分野との接続


文科省資料が示している方向性も踏まえ、学習塾ESCAではこれまで以上に、再現性のある総合型選抜対策を行っていきます。



まとめ|「探究」は才能ではなく、設計できる力です


今回の文科省資料から分かることは明確です。




  • 探究は一部の優秀な生徒だけのものではない

  • 正しい考え方とサポートがあれば、誰でも深められる

  • 総合型選抜では、その「深め方」が評価される


学習塾ESCAでは、探究を「感覚」ではなく「構造」で理解し、入試につなげる指導を行っています。


総合型選抜に向けて、「今の探究で大丈夫か不安」「何から手をつければいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。



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