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【大学受験生向け】3月の過ごし方が明暗を分ける!受験モードに切り替えよう



学習塾ESCA茗荷谷校の岸田です。3月も中旬になりましたが、4月から受験生の皆様は受験生モードになっているでしょうか。とはいえ、多くの高校2年生が、まだ受験に対する現実味がないまま過ごしているのではないでしょうか。

学習塾ESCAでは3月からを新年度と定め、年間スケジュール、短期目標、日々のto doリストを作成し、受験モードに切り替えます。

周りはまだ受験モードに入っていないかもしれませんが、実は3月の過ごし方というのは受験生にとっては非常に重要です。
本項ではなぜ3月が重要なのか、いくつか理由を挙げて説明していきたいと思います。

 

1.習慣化、ルーティン構築の準備期間


いざ、受験モードに切り替えようと思ったとしても、なかなか一気に切り替えるのは難しいです。これまで習慣になっている生活を変えるというのは非常にエネルギーを使う行為であり、習慣やルーティンが完全に定着(自動化、無意識化)するのは1月から半年程度かかるという調査もあります。

また、習慣やルーティンは、それまでに構築されたものが長ければ長いほど、また、これから習慣付けしようとすることに対するベクトルが違うほど、エネルギーが必要とされており、既存ルーティンの解体、新ルーティンの構築という2段階でルーティンを再構築する必要があります。

例えば、これまでずっと座って作業することが多かった人間が、いきなり運動を習慣化させようと思っても、座り作業と運動というベクトルが真逆であることに加え、座り作業を行っていた期間が長ければ長いほど、運動を習慣化させることが難しいのです。

これまで勉学に真剣に向き合ってきた人はそんなに苦労することなくルーティンが構築できるかもしれませんが、それでも1日10時間以上(学校授業を含む)勉強を行う習慣ができている人間というのは数少ないと思います。

ましてや、学校生活で部活に打ち込んできた、勉強をサボってきたという人が勉強ルーティンを構築するには、まず既存ルーティンを辞めるところから始めなければなりません(部活を辞める、遊びをやめるなど)。

このように、これまでのルーティンを破壊し、新しいルーティンを再構築するのが高2の2月、3月です。

 

2.200〜250時間をプラス


学習塾を経営していると、受験直前になって「何とかしてくれ」というご相談を受けることがあります。受験学年で部活が終わったタイミング、5月の模試の成績が悪かったタイミング、夏休みが終わったタイミングなども駆け込み需要があります。

しかし、受験に必要な勉強時間は、受験期の1年間で約2500時間〜3000時間と言われています。これは1ヶ月に換算すると200時間強〜250時間、1日に換算すると6.5時間〜8時間です。

超進学校に通っている場合は、もともとの学習環境が整っており、受験指導もしっかりしているので、独学でこれをこなせる場合もありますが、駆け込みの多くの生徒は、何ともならない状況で相談に来ます。

この場合、1ヶ月のスタートの遅れが命取りになります。単純計算で1ヶ月スタートが遅れると1日7.5時間〜9時間の勉強時間を確保しなければなりませんし、2ヶ月遅れると1日8.5時間〜10時間の勉強時間を確保しなければなりません。

もし塾や予備校の利用を考えていらっしゃる場合は、なるべく早い時期に相談に行く(もちろん、面談の結果入塾はまだ先で良い場合もあります)ことをお勧めします。

※たまに塾などの広告で「まだ間に合う!」というものを見かけますが、あれが適応されるのは本当に一部の生徒だけです。受験前数ヶ月だけ頑張れば志望校に合格するのであれば苦労はしません。

 

3.5月の模試に照準を合わせる


目的も持たずに、ただ勉強をしてもモチベーションはあがりません。志望校合格という長期目標だけではなく、四半期ごとの中期目標、1ヶ月ごとの短期目標を決める必要があります。3月からスタートする受験勉強の最初の短期目標は、なんといっても5月の全国模試でしょう。

ちなみに例年、5月(場合によって6月上旬)には以下のような全国模試が控えています。

おすすめはレベル的にも安定していて、マークと記述の合算判定のある河合塾の全統模試でしょう。しかし、どれを受けるかは個人の判断にお任せします。

この5月の模試は、現役生にとって受験を意識し始めてからの初めての全国模試となる可能性が高いです。今の自分の実力を知り、フィードバックを行い、今後の受験勉強の計画を立てる上でも、この5月の模試の位置付けは重要です。

なんの対策もせずにこの5月の模試を受けてもあまり意味がありません。模試は結果はもちろんですが、それ以上に、それまでの勉強に対するフィードバックが重要です。

5月までにざっとこれまでの範囲の復習、定着を図り、有意義な模試にしましょう。

 

4.具体的になにをすれば良いの?


勉強面で具体的に何をすればいいか分からない、という人は、「【新高3理系向け】3月から4月末までにやることリスト」「【新高3文系向け】3月から4月末までにやることリスト」をご参照ください。

勉強面以外では、以下の3つを実践、訓練することをお勧めします。

 

①学習環境を整える

②注意力管理を行う

③時間管理を行う

 

・学習環境を整える


まずは学習環境を整えましょう。特に机周りとデジタルデバイスの管理は非常に重要です。机周りには勉強に関するもの以外のものは不要です。また、スマホやSNSは我々の時間をハッキングします。我々より数段賢いシリコンバレーの猛者たちが、我々の時間を奪おうとしているのですから、デジタルデバイスは物理的に隔絶しましょう。使用する際は、なんとなく無意識的に使うのではなく、目的を持って使うようにしてください。

ちなみに、スマホはポケットの中に入れているだけでも我々の集中力を乱すという研究結果もあります。

※余談ですが、世界的に有名なNetflix社のライバルは、なんと睡眠時間らしいです。いかに我々の時間がハッキングされているかが分かります。

 

・注意力管理を行う


さて、学習環境が整ったら、次は注意力管理を行いましょう。聞き慣れない言葉かもしれませんが、これなしに勉強を始めると非常に非効率です。

勉強をしている時、ずっと集中するというのは難しいです。長時間になればなるほど、どこかのタイミングで集中できていない時間というものが存在します。

注意力管理というのは、簡単にいうと「集中して勉強すること」なのですが、これができれば苦労しません。

また、集中していない時というのは、マインドレス(無意識)に集中していないことが多く、これがぼーっとしていたら時間が経っていた、という原因です。

ですので、集中しようとするのではなく、集中していない時に「あ、いま自分集中していないな」と俯瞰して自分を意識的に観察してみてください。

これに慣れてくると、集中していない状態から集中状態に復帰することが容易になります。これが注意力の管理です。これは勉強以外にも役に立つテクニックですので、是非試してください。

 

・時間管理を行う


注意力の管理に慣れてきたら、いよいよ勉強時間の管理を行いましょう。「勉強を習慣化させる学習塾ESCAのシステム」でも触れましたが、習慣化するにはいくつかのコツがあります。そのうちの一つで、ぜひ3月、4月に習慣づけしてもらいたいのが、曜日と時間ごとに教科や問題集を決めて勉強するということです。もちろん、受験までずっとその時間割で勉強するというわけではなく、途中でフィードバックして都度変更を加えてください。

この時間割を決める目的は、可能な限りシームレスに勉強に取り掛かることです。受験勉強はやることがたくさんあります。さぁ、勉強を始めようと思った時に、まず「何をどれくらいやるのか」というところに脳のメモリを使います。何をすればわからないまま、いたずらに時間が過ぎてしまった、勉強を開始するま前に疲れてしまった、という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

ストレスなく、スムーズに作業に集中できるようにするためにも、あらかじめ簡単な時間割を決めておきましょう。

 

5.まとめ


3月はスタートダッシュを切るのに最適な月です。しかし、いざ行動を起こすとなると、なかなかハードルが高いですし、3日坊主になってしまわないかという心配もあると思います。

そんな時は、友人や学校の先生、または塾の先生にメンターやペースメーカーになってもらいましょう。テストは孤独な戦いですが、受験勉強は孤独である必要はありません。人とコミュニケーションをとることで得られるメリットもたくさんあります。

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