Blog 参考書レビュー
難関大学合格のためのおすすめ参考書(読んで見て覚える古文単語315)
学習塾ESCA茗荷谷校の講師、中嶋です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた参考書の一つである、「読んで見て覚える古文単語315」のレビューを行います。
「読んで見て覚える古文単語315」とは、共通テストから難関国公立や難関私立にまで幅広く対応した古文単語帳です。従って、この一冊さえ完璧にこなすことが出来れば、どの入試問題でも、原則対応できるため、安心して取り組むことができます。この問題集をとことん使い倒して、受験古文を乗り越えるだけの素地を身につけましょう。
講師(中嶋拓斗) 基本情報
志望校:東京大学文科Ⅱ類
合格校:慶應義塾大学商学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、地理、化学基礎、生物基礎
得意だった科目:英語、地理
苦手だった科目:現代文、数学
参考書を用いていた時期:高3夏から冬
この参考書をおすすめする理由
高3の春まで、私は、正直定期テスト直前でしか古文に触れてこなかったので、受験古文を乗り越えられるだけの素地が全くといっていいほどありませんでした。
しかしながら、現代文が苦手だった私にとって、古文を得点源にすることで、少しでも苦手科目の得点の下振れを抑えたいと考えました。そこで、この「読んで見て覚える古文単語315」に取り組みました。
実際に、ここでの見出し語315語のみを覚えたとしても、かなり古文を読み解けるようになりました。
「読んで見て覚える古文単語315」
・概要
対象 | 古文が受験科目にある受験生全員 |
目的 | 受験古文の単語基礎固め |
範囲 | 共通テストから国公立二次試験・私立受験まで対応 |
使用時期 | 高3春から受験直前まで |
難易度 | 特になし。基礎から応用まで。 |
量 | 見出し語315+関連語203+慣用句90=608語 |
「読んで見て覚える古文単語315」は、受験勉強をはじめた高校生に適した教材になっています。もちろん、普段の学校の勉強と並行して、高校一・二年生の頃からこの教材を使用していれば、間違いなく実力は見につきますが、高校三年生からでも十分だと思います。また、この「読んで見て覚える古文単語315」の場合、あくまで単語帳なので、この単語帳だけ回して直接的に読解が容易になるわけではありませんが、ある程度古文を読みやすくなってくるとは思います。
従って、「読んで見て覚える古文単語315」は、これから受験古文に挑戦する (学校の定期テスト程度でしか古文に触れていない)ことを前提にしたうえで、受験古文を戦い抜くだけの語彙増強を図るという位置付けです。
・取り組み方
(A)単語帳への姿勢
大きく分けて、基礎的な単語の第一章・応用的な第二章・敬語、そして古典常識に分割されています。
一週間、同じ100単語で良いので、ひたすらそれを反復し、徹底的に覚え込みましょう。
(B)1単語への姿勢
一単語当たり、10秒を目安に思い出し、意味が出てこなかった場合、チェックを打ちましょう。
たまっていったチェックされた単語を、また覚え直していきましょう。あまりに放置していると絶対に覚えられないので、最低でも3、4日に1回は短時間でも良いので復習することをおすすめします。
・復習方法
上記A・Bのように学んでいき、全ての単語を一周なんとか覚えたのち、また一冊全体を見通してみましょう。
また、すぐに出てこない単語があると思います。その壁にぶつかった時は、また再び、チェックを入れ、そのチェックの打たれた単語にフォーカスして、覚えていきましょう。
古文単語は英単語と同じです。外国語に接するような気持ちで、覚えたと思っている単語でも、思い出すまでの時間を短縮するという意識で何度も復習しましょう。
まとめ
「読んで見て覚える古文単語315」は、基礎から応用まですべて網羅した最高の一冊です。従って、どの大学を受験する方にも、この本がボロボロになるまでとりくんでもらいたいと思います。
実際、この本は、単語ごとに絵も描かれており、とてもイメージしやすく、暗記が容易になるように工夫されています。また古典常識の欄も、実際の古文を読むうえで、少しでも文章の情景が想像しやすい一知識として、欠かせないものばかり掲載されています。
だからこそ、ぜひこの単語帳を使い倒し、共通テストや二次試験を突破していってほしいと思います。
学習塾ESCAでは現在夏休みに向けた夏期授業の申し込みも受け付けております。お気軽に無料相談・体験授業をお申し込みください。
その他単語に関する勉強法などは過去記事をご参照ください。
「効率的な単発知識の暗記法」 など
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