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【成長曲線を理解しよう】冬の成績停滞期について解説


茗荷谷、成城学園前の個別指導学習塾ESCAの塾長岸田です。


今年も1年が終わろうとしています。一般受験を目指す生徒達にとっては最後の追い込みの時期ですが、受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。


模試の数も増え、志望校の判定が良い人もいれば、思ったほど成績が伸びずに焦っている人もいると思います。


この時期特に多い相談が「これまでずっと良い成績で志望校の判定も良かったのに、冬になって急に判定が悪くなった」というものです。


当たり前のことですが、成績や志望校の判定が下がってしまうと、勉強のモチベーションに影響を与えます。


そこで、本項では冬に成績が停滞してしまう原因と、その時の注意点について書いていこうと思います。


 

成長曲線を理解する


学業に関わらず、ほとんど全てに当てはまることですが、知識や技術の習得による成長は直線的ではありません。


スポーツでもピアノでも、習い事をしたことがある方はその実感があると思います。下の図は自分が思っている感覚的な成長と、実際の成長のギャップをイメージ化したものです。


自分が思っている感覚的な成長は直線的ですが、実際の成長はS字カーブになっています。



なぜS字カーブを描くかというと、人間は学んだことを理解し、記憶した段階では、まだそれが定着しておらず、無意識に使うこと(応用すること)ができないからです。


これは「顕在記憶」と呼ばれるもので、この段階では学んだものを使おうとするときに、その知識を取り出すことに意識を向けることが必要です。要するに、まだ学んだことが使いこなせていない段階です。


学んだことを自由自在に使いこなせるのは、それが「潜在記憶」に落とし込まれたときです。例えばコップを持つ動作というのは、実は非常に複雑な行為です。しかし、我々は普段その行為を考えながら行っている訳ではありません。


このように、なぜそう動いているのか考えなくてもできる、というレベルになると、その行為にかかる脳のメモリを節約し、その知識を使って「応用」を行うことに脳のメモリを使える訳です。


知識の定着については「英単語を覚えたのに英語の成績が上がらない?その原因を解説」もご参照ください。


何度も繰り返し復習することで、顕在記憶を潜在記憶にすることができます。この顕在記憶が潜在記憶になるまでのタイムラグがS字カーブに現れるというわけです。


また、潜在記憶にまで落とし込まれると、これまで無関係だと思っていた事象と結びつけて考えることができるようになります。これは、これまで無関係に発達していたニューロン同士の結びつきが新たに形成されることによります。


このレベルになると、見たことのない問題でも、これまでに学んだことを応用して考えることができるようになってきます。


では、成長曲線に現れる初期の停滞期と、最終期の停滞期について見てみましょう。

 

勉強初期の停滞期


これは一般的に有名な話なので、ご存知の方も多いかと思います。しかし、特に学生のうちは、「勉強している=成績が伸びなければおかしい」という図式が無意識に成立してしまっています。


自分の思っているよりも実力が伸びず、勉強が嫌になってしまう生徒が増える時期です。人間は、短期的な報酬がなければ、なかなか継続するのが難しい生き物なのです。


この時期に要注意なのは、他の子よりも遅れて勉強を開始した生徒達です。先に勉強を開始した生徒達は、場合によっては成長曲線の一番急勾配のレベルに達しているかもしれません。


自分も同じくらいの時間勉強しているつもりでも、周りはどんどんレベルアップし、自分はなかなか成績が伸びない・・・ということが起こってしまいます。


この時期を乗り越えるポイントは、「スタートダッシュ」です。とりあえず今まで自分がやってこなかったことでもやってみるという姿勢で、自分自身にプレッシャーを与えてください。


やろうか、やるまいか、「悩んでいる」時間は無駄です。まずはやる、ということを自分に課して、どのようにやるかを「考える」ことが大切です。できない理由を探しているうちは、何をやってもうまくいきません。


よく「自信もないし実力もないからできない、やりたくない」という話を聞きますが、初めから自信や実力がある人はほとんどいません。行動すること、経験することから自信や実力がついてきます。


とはいえ、スタートダッシュが難しい、という方もいらっしゃると思います。そんな人にお勧めするのは、ペースを崩さずに勉強のルーティンを構築することを意識するということです。


勉強初期のうちは特に勉強ルーティンが構築されていません。スタートダッシュが苦手な人は、まず少ない時間で良いので、机に向かう時間を毎日継続的に取るようにしましょう。


その際、あまり難しい問題をこなすのではなく、計算問題や暗記事項など「トレーニング」に特化した学習を行うのがおすすめです。


また、やることをリスト化するのも効果的です。「今日は何からやろうか」と考えることは、そこにすでにエネルギーを使ってしまいます。リスト化することで、ルーティンを構築しやすくなります。

この辺りの習慣化の話は、後日詳しく書きたいと思います。

 

勉強終盤の停滞期


成長曲線というと、先で述べた感覚での成長と実際の成長の初期のギャップに注目が集まりがちです。


初期段階での成長の感覚にギャップがあるので、そこでモチベーションを維持することが重要というのは、誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。


しかし、実際の成長曲線後期の成長鈍化の部分にはあまりスポットが当たっていません。この後期の成長鈍化を理解していないと、成績が伸びないことがプレッシャーになってしまい、勉強モチベーションの低下を引き起こすことがあります。


前項で述べた初期の停滞期とは逆に、この時期に要注意なのは他の子よりも早めに勉強を開始した生徒達です。この時期になると、遅れて勉強を開始した生徒達も成長曲線の一番急勾配の部分に差し掛かっています。


同じくらいの勉強量をこなしていても、他の子は伸びているのに自分は追いつかれる立場になってしまう、ということは、想像以上のプレッシャーです。


特にこの時期、子供よりも保護者の方が過剰に反応してしまい、それが更なるプレッシャーになってしまうという例をよく見ます。


このタイプの生徒に重要なのは、以下の2点です。



①初期段階から模試の成績に一喜一憂しない


模試の成績が良ければ、嬉しいのはいうまでもありません。しかし、学年の初期の模試と言うのは、まだ勉強を始めていない人も多いので、これまで勉強してきた人からすれば、良い判定が出やすいのです。


これは特に浪人の初期のテストにおいて顕著に現れます。初期段階で良い判定が出てしまうと、多かれ少なかれ、心の緩みが出てしまいます。


この段階ではライバルが少ないから良い判定が出ていると言うことを認識して、勉強のペースを崩さないことが重要です。



②必要以上に不安にならず、勉強法(問題集など)をコロコロ変えない


入試直前で成績の伸びが鈍化すると、不安になってしまいます。もちろん、少なからず危機感を持った方が勉強に身が入りますが、必要以上に不安になってはいけません。


不安になると、これまでの勉強法に不信感を覚え、もっと難しい問題集をやった方がいいのではないか?など、雑念が生まれます。


もちろん、もっと難しい問題集をやるべきステージに立っていれば問題ないですが、主観で問題集をコロコロ変えるのは定着を疎かにする行為なのでオススメしません。


勉強法に不安を覚えたら、なるべく学校の先生や、塾の先生など、客観的に自分のレベルを評価してくれる人に勉強法を見直すべきかどうかを相談しましょう。


 

まとめ


ここまで一般的な成長曲線について解説しましたが、当然成長曲線というのは人によって異なります。初期の停滞期が長い人もいれば、すぐに成長が急上昇する人もいます。


しかし、それをセンスや才能で片付けないでください。


様々な生徒を見てきましたが、良くも悪くも先天的な要因で学力が左右されるのは全体の数%の人だけです。


成績が上がる人はやはりそれなりの努力をしています。しかし、せっかくの努力も、非効率なやり方をしていたり、メンタルによって左右されてしまうのは非常に勿体無いことです。


多少メンタルに左右されるのは誰にでも起こりうることですが、そんな時に気軽に相談できる人を見つけておきましょう。


学習塾ESCAでは、基本的に担当講師制度を採用しています。担当講師にすることで、コミュニケーションを活発に取ってもらいたいです。


講師とのコミュニケーションが多い学生ほど、成績が伸びやすいというデータもあります。


勉強法、メンタルコントロールなどに悩んでいる方はぜひ学習塾ESCAにお気軽にお問合せください。

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