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英単語覚えたのに英語の成績が上がらない?その原因を解説。


英語の成績を上げたい!と思っている生徒達がまずすることは、なんと言っても単語を覚えるということでしょう。

単発知識なので、学校の進捗に関わらず先に進めますし、覚えるだけなので授業もひつようありません。

しかし、この英単語、勉強の仕方を間違えると非効率的になってしまうものの一つで、それゆえになかなか成績が上がらず、モチベーションの低下につながる恐れもある厄介なものです。

本記事では英単語学習に重要な、「単語の習熟度」にスポットを当てて解説します。ぜひ日頃の英語学習の参考にしてください。

 

1.大学受験に必要な英単語数


私は中学2年生から本格的に受験英語を勉強し始めました。当時通っていた塾の英単語帳を必死に暗記し、半年程度で中学英単語を終わらせた結果、中学2年生の秋には英語の成績が90点を下回ることは無くなりました。

もちろん、文法や長文演習などもこなしていましたが、短期的に成績が上がったのは英単語のおかげだと思っていました。

そして実際、英単語は知っていればいるほど文章は読めます。GMARCHレベルで5000語、早慶東大レベルで8000語などと言われていますが、あながち間違いでもないと思います。

しかし、受験は時間が限られている上に、他の教科にも勉強時間を割きたい、また、GAMRCHレベルとはいかなくても、目標にしている大学がある、という方の中には、もっと効率的に英単語を覚えたいと考えいる方も多いのではないでしょうか。

 

2.知ってる単語が多い=英語ができる?


実は、小さい頃から英語を学んでいる生徒達は、実はそんなに多くの英単語を知っているわけではありません。

学習塾ESCAにも中1で英検準1級に合格し、2020年度共通テストの英語得点率83%という脅威の英語力を持つ生徒がいますが(もちろんその生徒は帰国子女ではありません)、大学受験の英単語バイブル「システム英単語」の単語を知っている、知らないで分類すると、知らない単語の方が多かったのです(およそ半分強程度)。

もちろん、これは小さい頃から毎日英語に触れているため、感覚的に文章が読める(日本語で多少穴抜けがあっても意味を捉えることができるのと同じ)ことが大きな理由ですが、そんな生徒はどのような英単語を覚えているのでしょうか。

 

3.知っている単語の数が多くても実践では使えない


日本語の日常会話を思い出してみてください。そこには必ずよく使っている単語と、ほとんど使っていない単語があるはずです。
そして、よく使う単語ほど使用するハードルが下がっていくはずです。

例を出してみましょう。日本語で「得てして」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは「金持ちは得てしてケチだ」というように、〜という傾向にあると言った意味で使われる副詞です。

ちろん、小学生はこんな単語使わないだろうし、知らないことの方が多いと思いますが、日本語は読めます。大人の中にはこんな単語知ってるよ、という方もいらっしゃるかもしれません。

では「得てして」を日常会話の中で使っているでしょうか?いきなり文章で出てきたとしても、すっと頭の中に入ってこず、「ともすると」、「〜という傾向にある」と、日本語から日本語に翻訳して意味を理解していないでしょうか?

この翻訳作業によって、問題を読んだり解いたりする際に、脳の無駄なメモリが消費されているのです。

 

4.重要なのは習熟度


これが言語の習熟度です。習熟度が低い単語は、直接イメージがしにくいので、意味を少し考える、または先程の例のように別の表現に直す必要があります。

特に英語は帰国子女でもなければほとんどの単語を言語変換して読まなければなりません。しかし、likeやgoなど、使用頻度の高いものは特に言語変換をしていないことが多いのです。

言語の変換は非常に厄介で、習熟度の低い単語ばかりだと、文章を読む際に、その単語の意味を思い出す、変換する、という作業に脳のメモリを使用してしまい、文章のつながりを考えることができません。

結果、文章を読むために相当な時間を使ってしまうだけではなく、その文章解釈も不正確なものになってしまいます。ここにわからない単語などが入ってくると大変です。一つ一つの単語の習熟度が高いと、このようなことは起こりません。

実際、日本語の文章が虫食い状態であったとしても、その大枠を理解できる人がほとんどなのではないでしょうか。

英単語の習熟度というのはそれほど大切なものなのです。

 

5.まとめ


英単語は全く知らないと文章が読めません。しかし、自分の目指すレベル以上の単語を、闇雲に数多く覚える勉強は非効率と言わざるを得ません。

また、一度覚えたからといって、その単語が使いこなせるわけではありません。重要なのは、ある程度の単語数を覚えた後の複数回の復習と、長文のリーディングやシャドーイングで英単語を感覚として習得することです。

学習塾ESCAでは生徒のレベルに合わせた優先的に覚える単語リストを作成しています。もちろん最上位校を狙う学生には不要のものですが、どうしても単語が覚えられない、自分の狙う学校のレベルではそこまでの単語量が必要ないという生徒には、このリストを渡しています。

どの英単語を優先的に覚えていいかわからない、単語を覚えたのに成績が上がらないという方は、ぜひ学習塾ESCAの無料相談、体験授業にお越しくだいさい。

その他単語学習、英語学習については過去記事もご参照ください。

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