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【新中3(高校受験生)必見】受験生になるにあたって必ずやっておくこと



茗荷谷の個別指導塾ESCAの講師、松尾です。本稿では、高校受験を控えた新中学3年生がやっておいた方がいいことを教科別にお伝えします。

そろそろ中学3年生になるのに、何をやったらいいかわからない、しかし時間だけが過ぎて不安になってきたという方もいると思いますが、周りに同じ気持ちの人は沢山います。

自分だけが遅れている、自分だけがダメなんだという気持ちにならずに、まずは出来る所から始めていきましょう。

高校受験生となる新中学3年生向けの記事ですが、新中学3年生だけではなく、難関高を目指す中1、中2の方にも読んでもらいたい内容です。

 

はじめに


私自身は区立(公立)中学校から国立高校(東工大附属科学技術高等学校)に進学しましたが、一つ言えることは、「公立中学校からある程度の高校へ進学するには学習塾の力を借りなければ難しい」と言うことです。

もちろん、頭のいい人、かつ、自力でゴリゴリ頑張れる人は難関高も目指せると思いますが、一般的な人は難しいというのが私の見解です。

まずはその理由から皆さんにお伝えしたいと思います。

 

<理由その①>  学校の授業進度


これが1番の理由です。難関高を受験するには過去問を含む問題演習が必須ですが、通常の公立中学校の授業進度は、塾や、私立の中学校に比べて非常に遅いです。

通常、公立高校の受験は自治体によって異なりますが、2月後半または3月前半に実施されます。

しかし、公立の中学校の進度は3学期末までに終わることが想定されているため、高校受験範囲が終わるのは試験日ギリギリです。(最後は巻きで終わることもあります)

ですので、過去問をはじめとする「演習」ができません。知識は知っているだけでは使いこなせませんので、これは受験において大きなマイナスになります。

 

<理由その②>  モチベーション管理


受験は孤独な戦いです。1人で勉強していても、捗らない、家だと集中できない、など勉強を妨げる要因は沢山あります。

私も受験期間中、何度も心折れそうになったり、勉強に集中できないことがありました。1人で勉強していると、モチベーションを高く保つことが難しいと思います。

特に塾に行っていないと、学校から帰った後は家で勉強することになります。塾では学習のために完備された環境や、講師の先生、同じ受験生の仲間がいるので、モチベーションを高く保つことができます。

 

<理由その③>  進捗管理やマネジメント


中学3年生の4月からが一般的に受験生ということになるかと思いますが、いざ4月になってみても、いきなりエンジンをかけるのは難しいです。

塾では講師が進捗を管理してくれるだけでなく、目標から逆算して中期目標や短期目標を策定してくれます。

特に公立中学の方は、これまで受験勉強をしたことがない人がほとんどだと思うので、進捗管理や志望校設定、模試の受験や、自分と志望校のレベルにあった演習など、全くわからないことだらけだと思います。

これでは効率的に成績を上げることは難しいです。塾では、勉強だけでなく、上記のようなマネジメントも行ってくれるので、目の前の勉強に集中することができます。

 

さて、以上は私の個人的な意見ですが、あながち間違いではないと思います。

それでは本題に戻って、私が高校受験生になった時にやっていたことを教科別に紹介していこうと思います。

 

国語


「受験だ!頑張って問題を解かないと!」という気持ちで、問題集や過去問を解かなければいけないと思っている方もいると思いますが、まだそんなに焦らなくて大丈夫です。

特に、中学3年生に上がるまでは、とにかく沢山の小説を読んでおくと良いと思います。

学校の休み時間や勉強の息抜きの時間など、スキマ時間を使って読みましょう。長い文章が苦手だという方には、星新一さんや阿刀田高さんのショートショート集、世界の教養365をお勧めします。

小説を読むと何が良いのか、理由は大きく2つあります。

 

<理由その①> 語彙が増える


語彙が増えることによって、漢字の問題、それから作文の問題を解く力が上がります。

しかし、語彙は、ただ小説を読むだけでは増えません。わからない言葉や知らない漢字が出てきたら、必ず調べるようにしてください。そうすれば、きっと語彙はどんどん増えていくはずです。

 

<理由その ②> 文章を読むスピードが速くなる


受験では、時間が命です。特に国語の場合は、設問を解いている時間より文章を読んでいる時間の方が長いため、限られた時間の中で早く正確に文章を読むことは非常に大事になってきます。

そこで、小説を読むことを通して、紙の上の活字を読む訓練をしておくことはとても有効な手段です。長い文を読むのが苦手な人でも、自分が読みたい小説であれば、比較的楽に読み進めていくことが出来ると思います。

 

後ほど社会についてのところでも触れますが、新聞を読むことも同じような効果があります。自分に合った方法を選択してみてください。

 

数学


中学生のうちに教わる数学では、基本的に内容が地続きになっています。なので中2の2月、3月にやっておくべきことは、1、2年生の総復習です。

1、2年生の内容が頭に入っていないと、3年生になってからの学習でとても苦労するので、今のうちに学校の問題集や基本レベルのテキストを使って、復習しておきましょう。

また、意外と見落としがちなのが「計算演習」です。特に難関高受験の場合は、計算に思考力を取られている暇はありません。感覚で計算できなければ、応用はおろか、基本問題も落とすことになります。

こちらの記事も参考にしてください。

特に計算ミスが多い人は、受験までに時間をかけて直すことのできる最後のチャンスなので、たくさん計算問題に取り組むと良いと思います。

数学は特に差が出やすい教科なので、重点的に勉強していくと良いと思います。

 

英語


何から手を付ければいいかわからないという人は、まず単語と熟語を覚える所から始めましょう。中学生用のシステム英単語やターゲット英熟語がおすすめです。単語は授業として習わなくても良い(覚えることが主眼)ので、授業で単元学習をしていなくても、どんどん先に進めることができます。

一回全体を見て満足するのではなく、何度も繰り返し読み込んで覚えていってください。特に環境問題、科学技術系の単語は受験では頻出なので、今のうちから覚えておくと問題を解くときに有効だと思います。

また、文法に不安がある人は、数学と同じように1、2年生の復習を行いましょう。こちらも受験前に時間をかけて復習できる最後のチャンスだと思って、苦手なところを中心に「何度もできるまで」取り組んでみてください。

英語の文章を読むのが苦手という人は、まずは教科書の文章を読み込んでみてください。比較的短い文章で、文法的な重要事項も含まれているので、おすすめです。また、流れを知っている物語を英語で読んでみるのもいいと思います。

英語は兎にも角にも単語が最優先事項です。いきなり長文の難しい問題に取り組むのではなく、多少時間がかかってもしっかりと基礎を固めることが大切です。

 

理科、社会


受ける学校によっては使わない場合がありますが、少なくとも都立高校の受験には必要ですし、勉強しておいて損はないので紹介します。

理科は、これまでやった実験の内容、もしくは教科書に載っている重要な実験の内容を押さえておくと良いと思います。

都立高校の入試では実験内容や器具が問題となることがあるため、実験の基本的な内容は理解しておいた方が良いです。

都立高校の理科はそれぞれの単元がバランスよく出題されますが、問題自体の難易度はそれほど高くないので、基本的なところを勉強していきましょう。

社会は、地図帳や資料集をよく読んでおくと良いと思います。多くの場合教科書よりもわかりやすく、詳しく書いてあるので、読みやすいと思います。

地図や統計表は試験問題にも必ずと言っていいほど出てくるので、その点でも効果的かと思います。また、新聞やニュースなどを通じて時事や社会問題について知っておくことも大事です。

すべてを詳しく理解する必要はありませんが、知っておくだけでも周りと差が付きます。

 

まとめ


この記事を書いているのは3月ですが「4月から本格的に受験勉強をスタートさせよう」と思っている人がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、3月から本腰を入れて勉強を行っていっていけば、周りの受験生と1ヶ月分の差をつけることができます!

ここで紹介したこと以外にも、自分が必要だと思うことがあれば、少しずつでもやってみてください。応援しています!

それでも自分一人でやるのが難しい、不安が拭えないという方は是非、学習塾ESCAの無料相談、無料体験をご利用ください!

お問い合わせはこちらから。

 

 
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