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【学習塾ESCA塾長体験談】東京大学不合格体験記(現役編)


茗荷谷の個別指導学習塾ESCAの塾長岸田です。


今回は現役時代にフォーカスし、私自身の大学受験の経験を書いていこうと思います!


私は高校卒業後、一浪を経て東京大学に合格しました。今回は現役時の東大不合格体験記と題し、なぜ合格できなかったのかということを分析し、赤裸々に書いていこうかと思います。


東大受験を考えている方だけではなく、大学の一般受験を考えている方はぜひ参考にしてみてください。


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高校生の時の成績


私は高校から私立岡山白陵高等学校に進学しました。偏差値は72くらいの中高一貫の進学校でした。


一般的に実力相応大学の偏差値は、高校の偏差値−10程度だと言われています。例えば偏差値72の高校のちょうど平均くらいの順位をとっていれば、偏差値62程度の大学が実力相応校というわけです。


私は真面目(?)だったので、定期テストの順位では約180人中20位以内には入っていました。しかし、模試の成績は50位から80位くらいで鳴かず飛ばずといった感じでした。



参考:高校1年の2月の模試の成績(これくらいしか残ってませんでした・・・)


高校3年生になっても模試の成績自体はそこまで上昇することはなく、全統模試や大学別模試ではC判定が最高でした。(ほとんどがD判定、E判定を取ったこともあります。)


これを見てどう思うかは人それぞれだと思いますが、大学の友人の話や、学習塾を運営していての肌感覚では「現役合格者は一部の優秀層を除いてC判定くらいが普通」というイメージです。


ただし、C判定以上取ってても普通に落ちますし、D判定ばっかりでも受かったりします。浪人生は現役生よりも良い判定が出ていても落ちることが多いです。油断のないように。


しかし、私は現役では受かりませんでした。当時の学習習慣や、やっていたことを振り返りながら、なぜ落ちたのかを今の自分なりに分析してみます。


 

学習習慣


私の実家は兵庫県ですが、高校が岡山ということで、高校3年間は寮生活をしていました。ほぼ軍隊のような生活をしていたため、こと勉強をするという一点で見れば、普通の人よりも良い環境にいたと思います。


1の頃から13時間、学習室という部屋で平日は毎日(土曜日は1.5時間)強制的に勉強させられていました。また、夏休みなどの長期休みには、補習授業という名の、完全強制授業が行われ、夏休みは2週間くらいしかなかった覚えがあります。


3の春までは部活もありましたし、受験というものをそこまでリアルに捉えられていなかったので、上記の学習時間以外に勉強した記憶はありません。しかも、学習時間にやっていたのはほとんど学校の宿題で、宿題が終わった瞬間ぼーっとしていたこともあります。要するに、勉強時間は確保していたものの、日常的にそこまで集中はできていなかったと思います。


ただし、定期テスト期間は、テスト期間を3週間と定め、部活もないので、平日は学校外で56時間、休日は12時間くらい勉強していたと思います。


IQが高いわけではない(自分が凡夫だと分かっていた)ので、とにかく時間をかけてテスト範囲を全て暗記していました。


極端な話、英語や数学の問題集の解法から訳、本文の一言一句にいたるまで、テスト範囲に関しては、ほぼ一文一句覚えていたと思います。


今振り返ってみると、結構狂気じみた勉強をしていました。。。


すでに皆さんは気づいているかと思いますが、これでは模試の成績が伸びないのは当たり前です。


もちろん、最低限の覚えることは必要不可欠ですが、考えもなく「解答まる覚え」というのが落とし穴です。


 

学習に関する失敗その1:長期目標を設定していない


まず勉強法の失敗を思い出すよりも先に、長期目標が定まっていなかったということが1番大きな失敗だったと思います。


上記の通り、私の目標は「定期テストで点数をとる」という、短期的なものしかありませんでした。


当時の私はどの大学を受けるかなどもあやふやでした。できるだけ目標校などの長期目標を早い段階で作っておく(この目標は都度更新されても良い)ことをお勧めします。


長期目標を作るメリットは主に二つあります。


①長期目標からブレイクダウンして作業リストを作成できる


短期的な定期テストだけを目標とした勉強は、受験においてはあまり意味を成しません。親や学校の先生は「教えられたことができているか」という確認のために定期テストを重要視しますが、単に定期テストだけを目標とした勉強をしていると私の二の舞になります。


特に、定期テスト範囲を一度完璧に仕上げたあと、定期テスト後に全く復習をしないと、記憶として定着しません。


せっかく時間を割いて身につけたものも、その後使わなければ(復習しなければ)抜け落ちていきます。これではせっかく身につけたことが意味を成しません。


長期目標からブレイクダウンして計画を立てることで、「この範囲をいつまでに定着させる」という復習計画を立てることができます。


②目の前の作業の意味付けができる


勉強が好きだ!と自信を持って言える人は珍しいと思います。勉強が好きだと言っている人も、それ自体が好きなのではなく、何か達成したい目標のために勉強をすることが好きなのだと思います。


筋トレやダイエットなどはその最たる例でしょう。苦しい思いをしても、将来的な目標があれば人間は頑張れるものです。


また、これは少し具体的な勉強法の話になりますが、①、②を併せて考えると、作業を体系化、意味付けするということになります。つまり、知識のアウトプット先が明確になるということです。


そして脳科学的には知識のアウトプット先が明確である方が記憶が定着するという話があります。


例えば、美味しいお店を見つけたとき「このお店を友達に教えてあげたい!」というアウトプット先が明確な場合、お店の名前を忘れにくいという具合です。


勉強においては、目の前の作業が自分が過去、現在、未来に学習する単元のどこに使おうかということを考えることで、記憶が定着しやすくなります。


 

学習に関する失敗その2:パワーで丸暗記していた


これに関しては初めに前提条件を話しましょう。世間では「丸暗記の勉強に意味はない」ということが言われています。私もこれには半分賛成しています。


本来的な意味があるかどうかは別として、実は受験に関しては「解答丸覚え」も一つのテクニックです。


しかし、目の前の作業に意味を持たせなければ、解答丸覚えは機能しません。解答を丸覚えした後に、その解法を組み合わせる、試行錯誤する(一つの解法がダメなら他のものを使ってみる)という目的/アウトプット先を理解した上で覚えることが重要です。


私の場合はこれを認識せず、分からない問題に出会った時に、既存解法を試すのではなく、それぞれの問題をゼロイチベースで考えてしまったことが敗因の一つです。


せっかく頭の中に解法のストックが沢山あるのですから、その問題が解けるかどうかは別としても、様々なアプローチを試すべきです。


これは最近の学生にも散見される現象ですが、「最短距離で答えを求めない」ということができない人は意外と多いです。


答えが出るかどうかわからない、一見関係のなさそうなアプローチを試してみるというのは、とても重要です。


基礎(学校の問題集に載っている問題くらい)は丸覚えしても良いですが、難問演習の際はいろんなアプローチを試す練習を意識してみてください。


最初は一つの解法に固執しがちですが、慣れてくると様々なアプローチを高速で試行できるようになってきます。


 

学習に関する失敗その3:戦略なしに問題集を解いていた


とにかくパワー系だった私は、さまざまな問題集に手を出していました。人が使っている問題集は片っ端から手を出してしまうという、全くもって戦略性のない問題集選びをしていました。


特に模試の成績が振るわなかった私は、不安から成績上位の友人が使っている高難度の問題集は片っ端から手を出していました。


もちろん、これも無駄になるわけではないですが、目標大学と自分の実力を分析して問題集を選ばなければ効果は半減してしまいます。


実はこの目標大学と自身の実力の分析が両方できている生徒は意外と少ないです。


今はインターネット上に様々な情報があるので、「この大学に受かるにはこれをやれ!」という情報は簡単に手に入れることができます。


しかし、自分の実力を分析せずにこれらの問題集に取り掛かることはお勧めしません。効果が半減してしまいます。大学入試はゴールは同じでも、スタートの実力は十人十色なのです。


まずは客観的に自分の能力を分析した上で問題集を選ぶ必要があります。


 

まとめ


いかがでしたでしょうか。いくつか私の失敗を載せてきましたが、中には人に評価してもらわなければ分からないという項目もあります。

繰り返しになりますが、受験情報が手軽に入手できるようになった現在では、ゴールの情報はそこかしこに存在しています。

また、ゴールに関しては客観的な情報(とりあえずこのレベルになれば志望校合格できるだろう)なので、インターネットで情報収集してもいいと思います。

しかし、真に重要なのは「自分のスタートの実力を客観的に評価する」、「スタートからゴールまでの道筋(カリキュラム)を作成する」というところです。

もちろんこれは学校の先生などにきいてみるのも良いと思います。しかし、客観的な評価は複数の意見を聞くことも重要です。

もしこのような分析が必要な際は、ぜひ学習塾ESCAにお越しください。

お待ちしております!

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