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【学習塾ESCA塾長体験談】東京大学合格体験記(浪人編)


茗荷谷の個別指導学習塾ESCAの塾長岸田です。


前回の記事では私の現役時代にフォーカスし、自身の不合格体験記を書かせていただきました。


本稿では、浪人時代にフォーカスを当て、どのように勉強したかを書いていこうと思います。


東大受験を考えている方だけではなく、大学の一般受験を考えている方はぜひ参考にしてみてください。


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現役時の学習で身になったこと


前回の記事でも述べた通り、現役時代の私は客観的に見てみると狂気じみた勉強を行っていました。振り返ってみると、そりゃ不合格でも仕方ないよな・・・と思う一方で、もちろん身になったこともあります。


①規則正しい学習習慣を構築するための環境


学習塾ESCA塾長が物事を習慣化/継続させる方法を伝授」でも書いていますが、高校時代はこと勉強の習慣化という点においては非常に良い環境にいました。


学習習慣の定着は、反復と期間が重要です。そして、それは外的要因(勉強部屋の環境、交友関係、ネット、SNSなど)によって常に阻害されることになります。


私の場合は、勉強環境は机しかない学習室、進学校ならではの受験の雰囲気、PCも携帯も持ち込み不可の寮だったので、ネットやSNSは皆無という修行僧のような環境でした。


これが将来的に良いかどうかは別(結構高校時代に青春できなかったのはトラウマでもあります。。。笑)として、かなり集中できる環境であったことは間違いありません。


スマホ脳という書籍にも書かれていますが、スマホやSNSというのは、見ていない時(ポケットに入れている時など)でも気になってしまい、集中力に影響を与えます。別の部屋に置くなどの対策が必要不可欠です。


また、周りの雰囲気というのも勉強に対して強い影響を与えます。中高大一貫校に入学したものの、外部大学を受けたいという生徒がいましたが、周りが受験モードではないため、非常に苦労していました。

既に高校に入学しており、周りの雰囲気に流されてしまうという人は、学習塾や予備校など勉強に集中できる第3の環境を構築することも重要です。

学習塾ESCAでは授業だけではなく、自習もカリキュラムに含めています。勉強時間が足りない、家で勉強できないという人はぜひご利用ください。

 

②短期目標が設定されていたこと


先の記事で述べた通り、現役、特に高1、高2の頃は受験についてあまり深く考えてなかったので、長期目標がない状態でした。


これが現役時の敗因の一つだと思っているわけですが、そんな中でも短期目標が設定されてたことは成績向上の観点では非常によかったと思います。


長期目標はもちろん重要なのですが、長期目標だけでは人間は動けません。後の項でも述べますが、人間は目の前の作業まで落とし込まなければ動くことが困難なのです。


例えば「痩せたい、筋肉をつけたい」という長期目標だけでは人間は動けません。痩せるため、筋肉をつけるために日々どのような作業を行うかを事前に決めておかなくては、いざやり始める時に余計なエネルギーを使ってしまいます。

ゴールもなく走り続けるよりはマシですが、必ず長期目標だけではなく、中期目標、短期目標を設定して取り掛かるようにしましょう。


 

③基礎的な事項を暗記していたこと


短期目標が設定されていたことにも起因しますが、定期テストに関してはバッチリパワーで暗記していたので、基本的な知識に関しては頭の中に入っていました。


暗記に関しては「暗記との向き合い方」をご参照いただければと思いますが、知識は頭の中にあったものの、その知識を取りだす、ということが不十分であったということです。


知識は定着させなければ自由自在に使うことができません。また、体系的に整理されていなければ応用させることができません。

そのため、知識を取り出すという段階に移行する必要がありましたが、暗記にかける時間自体は他の受験生よりも短く済んだように思います。


 

 

浪人初期(夏まで)の勉強法


ハッキリいうと、私の合格の8割はこの浪人初期で決まったと言っても過言ではないと思います。


現役時は最高がC判定、ほとんどがD判定、E判定でしたが、浪人してからの模試は全てA判定でした(もちろん、浪人初期は相対的に浪人生が有利ですが)。


以下、浪人初期に行なった重要ポイントを3つ記しますので、是非実行してみてください!


 

・具体的な作業ルーティンを構築


まず最初に行ったのは、作業ルーティンを構築することです。これは後日詳しく記事にしようと思っていますが、長期目標から逆算した中期目標、短期目標を設定し、その達成のために具体的な作業ルーティンを構築するというものです。


物事を習慣化/ 継続させる方法を伝授」でも述べましたが、人間は作業を行う際、まず何をしようか考えるところでエネルギーを使ってしまいます。


ですので、日々やること、曜日ごとにやることなどを具体的に決め、作業への取り掛かりのハードルを少なくすることが重要です。


 

・とにかく問題集を周回


ルーティンを構築する際に気をつけたのは、現役の時とは違ったことをしよう、ということでした。


とにかく同じ問題集を周回するというのは、特に近年は有名な勉強法として定着していますが、私の時代、特に寮から一歩も出ずにネット環境も最悪だったため、この勉強法は浪人時代の友人に教えてもらいました。


これにより、頭の中に入っていた知識を取り出せるスピードが飛躍的に向上しました。知識の記憶と取り出すスピードの両輪が問題を解くためのキーポイントであるとこの時実感しました。


具体的にいうと、学校で配られる問題集(重要問題集、4stepなど)を5月までに2周しました。新たな問題集ではなく、現役時代に使っていた基礎問題集をやり込むのがコツです。


現役の方は3年生の6月をめどに問題集を3周できると良いと思います。もちろん、1周目に1発で解けた問題(時間がかかってはいけませんが)は飛ばして2周目、3周目に取り組んでください。


 

・知識を体系化


知識がちゃんと定着すると、これまで見えてこなかったものが見えてきます。そうすると、知識をグルーピングし、キーワードで知識を引き出すことが可能になります。


例えば簡単に二次関数の式の決定を考えてみましょう。


「二次関数の式を求めよ」というのは基本の問題ですが、いくつかのパターンが存在します。


軸が与えられている場合、頂点が与えられている場合、通る点が与えられている場合などがありますが、どの条件が与えられているかによって用いる一般式が異なります。


複数の一般式を知識として知っていても、実際に使うことはできません。この条件の時はこの一般式など、与えられた条件と知識が紐ついてなければ成績向上にはつながりません。


数多くの知識を体系化、組み合わせし、できるだけ多くのアプローチを試せるようにしましょう。


 

 

浪人中期(夏から冬)の勉強法


浪人初期の勉強法によって、現役時代から成績ひ飛躍的に上昇しました。現役時は時間のなさ、周りの優秀さから焦りが生まれ、難しい応用問題に手を出していました。


浪人時代は模試の成績が良かったことが成功体験となり、基本問題が定着していれば少なくとも旧帝大の医学部以外の学科のレベルであれば解ける(合格点が取れる)ことが実感されたので、そこまで焦ることなく応用問題を選定することができました。


 

・応用系問題週を厳選


これも当たり前といえば当たり前なのですが、過去問分析は非常に重要です。


学校や予備校はは受験対策はしてくれるものの、過去問分析をしてはくれませんでした。


(人数が多いから当たり前といえば当たり前なのですが)


過去問分析は正直夏前くらいからやっていたのですが、おすすめは基礎が全て定着した段階からです。


基礎が定着していない状態で過去問を分析しても、おそらく何も分かっていない状態なので分析できないというのがその理由です。


もし時間の余裕がない、基礎ができていないけれど過去問分析をしたい、という人は、迷わずプロの手を借りるべきです。


学習塾ESCAではもちろん受験校の過去問分析も行いますので、不安のある方はぜひお問合せください。


 

 

浪人後期(受験期直前)の勉強法


・ひたすら過去問


11月からはセンター試験(今でいう共通テスト)の対策も行うため、ひたすら過去問フィードバックを繰り返していました。


過去問というと、最後の仕上げに解くイメージが強いですが、そんなことはありません。


もちろん、最後の仕上(1月、2月頃)に解く過去問を残しておいてもいいですが、過去問は仕上げというよりも途中経過を確認し、フィードバックを行うものだと思っています。


東大に関しては非常に過去問が豊富ですし、大学別模試の過去問なども存在します。


私は15年分くらい解きましたが、1年分解いたら苦手単元のフィードバックをしましょう。すでに解き終わった問題集の同じ単元の問題を解くと良いと思います。一度解いてるし余裕だろ、と思っていても、意外と解けなかったりします。


また、よくある質問として過去問を周回するか?というものがありますが、私は模試も含めて最低2周は解いていました。


英語の長文は2周解く意味はあまりないかもしれませんが、理系科目においては確実に2周はすべきです。


 

 

まとめ


いかがでしたか?結構今の時代には当たり前の勉強法かもしれませんが、意外とできていない人は多いと思います。


特に模試はやりっぱなしになっている人が多いのではないでしょうか。


過去の記事でも述べていますが、知識や解法は定着させなければ意味がありません。


また、想像に難くないと思いますが、これらをこなすには物理的な勉強時間もある程度は必要です。


厳しいことを言うようですが、成績が上がらないと嘆いている人は、まず自分の勉強時間が本当に足りているかどうかを見直すところからスタートしましょう。


成績上位者はやはりそれなりに勉強時間を確保しています。


しかし、頭では分かっていてもいざ自分自身の力で勉強時間を確保しようと思っても難しいのが人間です。


もし勉強時間の確保や過去問、自己分析に悩んだ時はお気軽に学習塾ESCAにご連絡ください!


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