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難関大学合格のためのおすすめ参考書(ポレポレ英文読解プロセス50)
「ポレポレ 英文読解プロセス50」とは、中級から最難関大学を受験する方が長文読解と日本語訳への対応力を鍛えるための問題集です。問題は簡単なものから難しいものまであり、多様な問題と丁寧な解説が備わっているため、応用力を身につけることができます。この参考書をマスターして、最難関大学にも通用する読解力と読解スピードを手に入れましょう。
講師(朝倉由之佑) 基本情報
志望校:京都大学法学部
合格校:慶應義塾大学経済学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文、古文、漢文、世界史、倫理・政経、化学基礎、生物基礎
得意だった科目:英語、数学、世界史
苦手だった科目:現代文
参考書を用いていた時期:高3夏から冬
この参考書をおすすめする理由
英語は昔から触れている人が多いと思いますが、学校の試験と受験の問題では大きく違います。難易度もそうですが、圧倒的に読み方が異なると思います。
受験問題で出てくる英語の長文は、当然読んだことのない内容の文章ですし、分量も多く読むのに時間がかかります。特に、難関私立大学の入試で使われるような文章は文法が複雑で訳しにくいものが多いと思います。
そうした多種多様、一期一会の長文に対応できるのが「ポレポレ」だと思っています。実際、難関大学の二次試験、私立入試のレベルでもスラスラ読めることが出来、自身の英語レベルを何段階も上げることができました
。特に日本語訳の問題がある大学では、かなり効果を発揮すると思います。
「ポレポレ英文読解プロセス50」
・概要
対象 | 中級から最難関大学の受験生 |
目的 | 難解な長文問題を演習することで、入試英語に慣れ、合格点を取ることができるレベルまで引き上げる。 |
範囲 | 長文問題 |
使用時期 | (難関大志望の場合は)高校3年生初旬から |
難易度 | 7(10段階中) 国立、早慶、MARCHレベル |
量 | 合計50題 |
「ポレポレ 英文読解プロセス50」は、中級から最難関大学における長文問題を解く方が用いる問題です。基準としてはMARCH以上の大学を受験する方が、長文問題で合格点をとるために用いる教材です。
そのため、単語や文法が疎かになっている方、上記の大学を受験されない方には必要のない問題集です。また、この問題集は一般的な英文というよりも特殊な英文を扱っています。
従って、ある程度の基礎力がある(センター英語130〜140以上)ことを前提にしたうえで、一つ上のレベルの長文を解く前でこなす問題集という位置付けです。
・取り組み方
(A)問題集への姿勢
50題という比較的少ない量で、短い英文もあるため、1日に2.3個というイメージで取り組むと効果的です。また、一度解き終えたら終わるのではなく、脊髄反射で解けるまでやりこむことが重要です。
(B)問題への姿勢
問題を解く際は日本語訳をノートに書きましょう。解説をすぐ読むのではなく、ある程度自分の中で訳してみましょう。解説は覚えるくらい読み込み、自分が書いた日本語訳と何が違うか確認しましょう。単語や文法でつまずいている場合は、問題集を解くスキルが足りていないということなので、もう一度詰め直しましょう。
・復習方法
初めて解いた時に完璧な回答は絶対にかけません。自分なりにできたと思う回答が書けていたとしても、再度確認することをおすすめします。
日本語訳は自分の頭の中での読解力を文字にしているようなものです。日本語訳が違えば読解の仕方が違ったということになります。だからこそ頭で解くのではなく、自分の間違えがノートに現れるようにし、復習の際に確認できるようにしてください。
復習の際は間違った箇所を確認するのではなく、もう一度全体を訳してみてください。繰り返し復習をし、暗記ができるレベルまでいったら頭の中で確認する程度でも大丈夫でしょう。
ネイティブの人は英語を英語で認識しています。そのレベルまでいけるのであれば申し分ないですが、母国語が英語でない人は一度頭の中で違う言語に切り替える必要があります。ここに時間がかかれば読解スピードは低下し、言語変換を失敗してしまえば間違った回答になってしまうわけです。これを限りなく無くすには、ひたすら復習をして刷り込んでいかなければならないということです。
「問題を暗記するのでは意味ないだろう」と思う方もいるかもしれませんが、学習の根底にあるのは暗記です。また、ここでの暗記とは文章を暗記するということではなく、英文の読み方を暗記するということです。このレベルまで極めることができれば、多種多様な英文に対して安定感のある読み方ができるでしょう。
まとめ
「ポレポレ英文読解プロセス50」は、応用力がためされる問題集です。従って、単語や文法、基礎読解力が不安な方はそちらを優先してください。
問題を解く際、きれいな日本語訳をするように心がけましょう。何度も訳せば一番納得のいく日本語訳が完成し、それを頭の中で出来るようになれば長文読解が一段と楽にります。
日常会話の英語では、論理的な構文解釈というのは必要ありません。むしろ、それを考え出すとネイティブでない我々は話すことができなくなってしまいます。
しかし、入試英語の長文読解や、和訳というのは、「大学で論文を読む、書く」ことができるかどうかを試すためのテストです。そのため、「なんとなく訳す」という行為は減点の対象になってしまいます。
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「効率的な単発知識の暗記法」
「暗記との向き合い方」
など
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