Blog 参考書レビュー
難関大学合格のためのおすすめ参考書(システム英単語)
学習塾ESCA茗荷谷校の講師、林です。本稿では私が大学受験生の時に用いていた単語帳の一つである、「システム英単語」のレビューを行います。
「システム英単語」とは、中級から難関大学を受験する方が単語の暗記のために用いる単語帳です。まさに受験生のバイブルと言うべき単語帳で、使用率は全単語帳の中でもトップレベルです。
収録単語数は2000語+α程度で、頻出単語ばかりが収録されているため、これ1冊で共通テスト〜中堅私立の二次試験までは確実に対応しています。
難関大まで視野に入れている人は、この1冊だけでは不十分なので、受験期の春までにこれを終わらせて、次のステップの単語帳(メタリカ、鉄壁、シス単上級)などに移りましょう。
講師(林 大空郎) 基本情報
志望校:慶應大学経済学部
合格校:明治大学政治経済学部
勉強していた教科:英語、数学、現代文
得意だった科目:英語、数学
苦手だった科目:現代文
参考書を用いていた時期:高1春から
この参考書をおすすめする理由
この単語帳に載っている単語は、とにかくよく試験に出ます!!私が高校一年生の冬休みにこの単語帳を猛勉強した結果、今まで単語が分からなくて読めなかった長文がすらすら読めるようになり、偏差値を15もあげることが出来ました。
また、「システム英単語」に載っている単語の意味は試験に出やすいものが赤字になっていて、様々な意味がある中で何が一番重要なのかすぐにわかります。
個人的にはレイアウトも利用しやすいです。速単などは、文章が付属でついているのに対して、シス単は単語のみが羅列されています。これは個人の好みによるところが大きいですが、文章の中で単語を覚えたい人は速単、単語をリストとして覚えたい人はシス単がお勧めです。
さらに、別売りですが、シス単には「単語テスト」用のチェック問題集が存在します。単語は読んだり書いたりして覚えるかと思いますが、実はチェックテストまで行っている人は少ないのではないでしょうか。
単語カードを作るのも時間がかかる、でも覚えているかどうかのチェックはしたい・・・という人は是非このチェック問題集も購入するといいと思います。
「1対1対応の演習」
・概要
対象 | 中級から難関大学の受験生。 |
目的 | 基礎的な単語の暗記 |
範囲 | 共通テストから中堅二次レベルまでの単語 |
使用時期 | 高校1年生から |
難易度 | 5(10段階中) |
量 | 2000語+α |
「システム英単語」は、中級から難関大学における単語の暗記に用いる単語帳です。基準としては英語が受験科目である大学を受験する方が用いる教材です。
そのため、まだ大学受験どころか、中学範囲の単語も怪しい・・・と言う人は、「システム英単語中学版」「システム英単語basic」などから取り組み、これらに収録されている単語をマスターしてからシステム英単語に取り掛かるようにしましょう。
また、システム英単語くらいの英単語ならもう完璧!という人は、リンガメタリカ、鉄壁、速単上級に進みましょう。
・取り組み方
単語を覚えるには、毎日単語帳を開き、発音し、意味を確認することが重要です。また、最初はスペルを完璧に覚えるのではなく、日本語訳に重点を絞って、覚えていきましょう。
単語を覚える時、書きながら覚える派閥と、読みながら覚える派閥に分かれますが、個人的には読みながら覚えることをお勧めします。
これは塾長である岸田先生からの受け売りですが、単語の読みを覚える際は「接する頻度」が重要だからです。書くよりも読む(できれば声に出して)方が時間あたりに単語に接する頻度が高くなります。
しかし、書くことが絶対にダメということではありません。例えば、勉強にどうしても集中できないという人は「書く」という行動をすることで勉強に集中できることもありますし、私個人としては、覚えられない単語を覚えるまで何度もノートに書いていました。
ノートに書くことで、頭の中で発音することと目で見て覚えることを同時に行うことができ、覚えやすくなるということもあると思います。
・復習方法
一度自分が覚えることができたと思っている単語も、時間が経って見直してみると意外と忘れてしまっていることがあると思います。
ですから定期的に単語帳を開き、初めから復習することが重要です。英語において単語が分からないということは、受験において致命傷になってくると思います。
何回も復習するのは面倒だし、時間がもったいないという人もいると思いますが、これはやってみると意外と時間がかからないことがわかると思います。
初回はほとんどの単語の意味を覚えながら単語帳を見るので、時間がかかりますが、3週目以降はシス単であれば30分程度でうろ覚えの単語くらいは1周できると思います。
是非、暇があれば単語帳を復習するくらいの意識で復習をこなしてください。
まとめ
どれだけ賢い人でも、単語の意味が分からなければ長文を読むことは出来ませんし、その他の問題を解くこともできません。
単語を覚えることは当たり前ではありますが、その当たり前のことをどれだけ丁寧に行うかによって、英語の力に差が出てくると思います。
皆さんも毎日単語帳を開き、単語を暗記し、問題に出てくる単語で分からないものがなくなるくらい入念に単語を勉強していきましょう!
「システム英単語」は、受験において必須である単語ばかり載っている単語帳です。従って、単語帳に載っている単語で「分からないものがない!」と言い切れるようになるほど勉強しましょう!
英語が伸び悩んでいる方は、ぜひ学習塾ESCAの無料相談・体験授業にお越しください!
その他勉強法は過去記事もご覧ください。
「やってはいけない勉強法」
「暗記と計算を見直そう」
など
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